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13年間「サッポロ生ビール黒ラベル」のCMに出演している妻夫木は、7日公開の新CM「丸くなるな、☆星になれ。」篇にも出演する。同CMは妻夫木が、夜の街を巡りながら、「大人エレベーター」と名付けられた過去のCMシリーズを振り返るという内容になっている。CMでは、過去登場した松本隆や奥田民生、細野晴臣、内田也哉子といった著名人の「夢」「名誉」「愛」などのテーマに対する言葉も印象的に使われる。
妻夫木は登壇すると、「大人エレベーター」にちなみ、自身の「大人」観を紹介。「毎回いろんな方の言葉を聞いて、自分自身も成長して行かないといけないなって思うんです。大人ってなんだろうって毎回思います。どこか憧れていく存在みたいなものが大人なのかなって思っています」と持論を展開する。
過去にCMテーマとなった「夢」「名誉」「愛」の中から、「夢」についても自身の考えを述べ、「夢はポジティブにもネガティブにも捉えられるもの。届きそうで届かないものが夢。絶対見失っちゃいけないものも夢。そういう夢は死ぬまで持ち続けたい」としみじみと話す。
妻夫木はまた、俳優生活25周年を迎えるが、昨今の映像業界に対しても夢やビジョンを持っているようで、「これと言うものはないですけど、日本がグローバル化する中、映像業界ももっともっとグローバル化したらいいのにと思います」と映像業界のグローバル化も呼びかけた。
生きる上での自身のこだわりについて聞かれると、「抗い続けること」と回答。「ついつい人間は安易に答えを求めてしまうところがある。常に自分が考えていること、物事に疑いを持って探し続けることが重要。成長を諦めるのは人間としての可能性を狭めることになる。一つ夢を叶えたとしてももっと高みをめざすということが人間の魅力につながることだと思います。満足せず妥協せずに抗い続けてもらえたら」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)