☆ヒナヒナ
2023年2月19日(日)東京第5Rダート1600m戦に出走予定のヒナヒナ。馬名の由来は「ハワイ、カホオラヴェ島の島花」。牝、鹿毛、2020年5月4日生。美浦・牧光二厩舎。父バトルプラン、母チュロ、母父キングヘイロー。生産は新冠町・新冠伊藤牧場、馬主は小林由明氏。全姉にはダート短距離で勝利を挙げたフィリーズランがいる。本馬を一目見てまず思うのが、細身で幅がなく一見非力そうに思えるが、動かすと軽さがあり、跳びの大きいスピードタイプ。追い切りでは3頭併せの中、引っ張るくらいの手応えで直線を迎え、馬なりのまま加速する素質を感じさせる動き。デビューはダート戦だが、芝でもと思わせるものがある。マイルあたりの距離で、長く良い脚を使って活躍してくれるだろう。なお、鞍上には木幡巧也騎手を予定している。
☆ロードヴェロシティ
2023年2月18日(土)東京第2Rダート1400m戦に出走予定のロードヴェロシティ。馬名の由来は「冠名+速力」。牡、黒鹿毛、2020年2月26日生。美浦・斎藤誠厩舎。父アメリカンペイトリオット、母スクリプティド、母父キングズベスト。生産は浦河町・千里ファーム、馬主はロードホースクラブ。愛馬会法人・ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額2000万円。本馬は均整が取れた見栄えのする馬体の持ち主で、トモの容積もたっぷり。それでもまだ全体的に幼い印象を受け、本格化は先か。まだ緩さがあり、追い切りでは動き切れていない様子であったが、併せた相手に付いていく勝負根性を見せていた。しぶとさを武器に2000m前後の距離で活躍しそうだ。なお、鞍上には内田博幸騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
■お知らせ
今回をもって、「ハッシーの中央競馬新馬セレクション」は連載終了となります。長年ご愛読いただきありがとうございました。再来週(3月3日)からは、土曜日に出走する注目馬を紹介するコラムがスタートします。そちらもご愛読いただけましたら幸いです。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン~狙ったレースは逃さない!~」も担当している。