☆フレーヴァード
2023年2月4日(土)東京第6R芝1800m戦に出走予定のフレーヴァード。馬名の由来は「ワインの製法の一つ。母名より連想」。牡、鹿毛、2020年2月21日生。美浦・大竹正博厩舎。父モーリス、母ルージュバック、母父マンハッタンカフェ。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額6000万円。母は17年オールカマー(GII)など、重賞4勝を挙げた名牝。叔父には22年大阪杯(GI)を勝ったポタジェ(父ディープインパクト)がいる。本馬は成長がゆっくりでデビューが遅れたが、成長に合わせてじっくりと乗り込まれてきた。その甲斐あって、ここに来て少しずつではあるが、ようやく各パーツに実が入ってきた。母のような柔軟性があり、前脚を高く上げる走法で伸びやかな走り。ただ、まだフォームに安定感がなく、本格化は古馬になってからだろう。キレを武器にマイル~2000mあたりを得意としそうだ。なお、鞍上にはC・ルメール騎手を予定している。
☆モズマワシゲリ
2023年2月5日(日)小倉第5R芝2000m戦に出走予定のモズマワシゲリ。馬名の由来は「冠名+回し蹴り」。牡、鹿毛、2020年4月16日生。栗東・鮫島一歩厩舎。父グランプリボス、母モズカッチャン、母父ハービンジャー。生産は日高町・目黒牧場、馬主はキャピタル・システム。母は17年エリザベス女王杯(GI)を勝った名牝で、近親には芝で3勝を挙げ、障害でも1勝、東京ジャンプS(J・GIII)で2着に入ったフォワードカフェ(父マンハッタンカフェ)がいる。本馬はトモの入りが良く、力強い走りをしている。坂路では併せた馬がふらふらしているのに対し、本馬は真っ直ぐにしっかりと登れており、体幹の強さが窺える。全体的な造りからマイル~2000mあたりの距離で力を発揮するだろう。なお、鞍上には松若風馬騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン~狙ったレースは逃さない!~」も担当している。