☆阪神11R 京都記念(GII)(芝2200m)
今年の京都記念は13頭中10頭が重賞ウイナーという豪華メンバーが揃った。中でも一昨年の年度代表馬エフフォーリアと、昨年の日本ダービー馬ドウデュースの戦いに注目が集まっている。実績としては申し分のない有力馬2頭だが、エフフォーリアは、昨年の大阪杯、宝塚記念と状態が上がらず人気を裏切る形となり、立て直しを図り挑んだ有馬記念では、復活の兆しを見せる5着。それでも好調時と比べると、もうひと息といった状態だった。今回は前走以上のデキではあるものの、フォーム、迫力ともに好調時から比べるとまだ足りない印象を受けた。関西圏でのレースという点も不安が残っており、ここは▲に留める。
もう一頭の有力馬ドウデュースは、前走の凱旋門賞のダメージが不安視される。実際、凱旋門賞帰りだったタイトルホルダーとディープボンドは、有馬記念でそれぞれ9着、8着と、全く良いところがなく敗れており、それだけダメージが大きかった。ただ、ドウデュースの場合、昨年は無理をさせず放牧に出されているため、肉体的な回復はできているだろう。あとは日本ではお目にかかれないほどの道悪馬場で、大敗した精神的ダメージが残っていないかがポイント。こればっかりはやってみないとわからないところであり、不安がある以上対抗に留める。
そこで白羽の矢を立てたのがプラダリア。有力馬2頭が万全の状態であれば、付け入るスキはないのではと思われるほどだが、相手に不安がある状態であれば今の本馬なら付け入るスキがあると見る。昨年の秋は同世代同士でも結果が出せなかったが、前々走の菊花賞後にしっかりと立て直されたことで、良かった時の状態に戻ってきた。前走の日経新春杯では、直線良く伸びて勝ち馬からクビ+クビ差の3着。それも道中は終始外を通っていたロスがあり、手前も替えずにこの着差。昨年から成長を見せており、追い切りでも躍動感のある走りで状態は前走以上。ここは一発を期待する。
以下、キラーアビリティ、ウインマイティー、スカーフェイスまで。
◎(8)プラダリア
〇(12)ドウデュース
▲(10)エフフォーリア
△(9)キラーアビリティ
△(3)ウインマイティー
△(13)スカーフェイス
買い目
【馬単】6点
(8)⇔(9)(10)(12)
【3連複1頭軸流し】10点
(8)-(3)(9)(10)(12)(13)
【3連単2頭軸マルチ】24点
(8)(12)⇔(3)(9)(10)(13)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。