番組では三笘が元日本代表・内田篤人氏を聞き手にカタールW杯の感想や、イングランド・プレミアリーグのブライトンでプレーする今季の心境などを語るVTRを放送。その中で、三笘は来月から本格始動する第2次森保政権でのスタメン奪取に強い意欲を見せた。
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日本代表はカタールW杯後の2022年12月28日に森保一監督の続投が決定。アメリカ、カナダ、メキシコが共催する2026年W杯までとなる第2次森保政権は、2023年3月の国際親善試合(24日・対戦国未定/28日・対コロンビア)からスタートする予定となっている。
VTR終盤、内田氏から「次のW杯へ向けて、3月からまた試合始まりますけども」と話を振られた三笘は、「スタメンで使われるくらいの選手じゃないといけないなと思ってる」と第2次政権では常に先発に名を連ねる存在になる必要があると口にした。
三笘は現在ブライトンで公式戦3戦連続ゴール中と好調で、3月の代表戦への招集も確実視されている。ただ、本人は「クラブで結果を残し続けて、代表に行ったときにも(首脳陣に)こいつを中心でやらせないといけないっていうふうに思わせる」と、首脳陣に絶対的主力と認識させるにはまだまだ結果が必要と今後を見据えた。
三笘の発言を受け、ネット上には「出場機会増にめっちゃ気合入ってるな」、「なんとしても序列を上げたいって執念が感じられる」、「スタメンの座にそれほどの思いを抱いているのは知らなかった」、「先発であんまり使ってもらえないことにうっ憤溜まってるのかな」、「これまで交代要員として扱われてきたことがそんなに不満だったのか?」といった驚きの声が寄せられた。
「日本代表での三笘はこれまでに国際Aマッチ13試合に出場していますが、先発が4試合、途中出場が9試合と切り札的な起用がほとんど。カタールW杯でも出場4試合全てが試合後半からの登場でした。森保監督はW杯では前半守備から入り、相手が消耗した後半にアタッカーを投入し勝負をかけるという戦略を採っていたこと、三笘が代表トップクラスのドリブラーであるものの大会前に右足首を痛めていたことなどから途中起用を続けたとされています。三笘本人も『与えられた役割の中で全力を出し切りたい』と全く不満はにじませずに役割を遂行し、グループ第3戦・スペイン戦では決勝弾をアシストするなど見事な活躍ぶりでしたが、内心では先発出場に強いこだわりを抱いていたことに驚いたファンも少なからずいたようです」(スポーツライター)
森保監督は8日に応じた取材の中で、三笘について「先発でプレーできるだけの力はある」と明言したことが伝えられている。3月の代表戦はこれまでの起用法を覆すチャンスともいえそうだが、果たして三笘は結果を残すことができるのだろうか。
文 / 柴田雅人