第3話は、新生・玉響の初公演本番に向けて盛り上がる玉響に、突如悪い知らせが飛び込んで来る。ティンパニの木之崎(篠崎史門)があいさつもなく辞めてしまったのだ。本番まであと4日、オケの大黒柱であるティンパニがいなくなり、玉響は大ピンチに――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
実はティンパニの木之崎の退団を手引きしたのは、市長・修介(生瀬勝久)の後釜を狙い、玉響を潰そうとしている市議会議員の本宮(津田健次郎)。本宮は本番当日にも玉響の初公演を邪魔しようと工作を行う。
玉響の初公演は市内の中学校の吹奏楽発表会の直後に行われることになっていたが、本宮は会場の出口周辺で豚汁を無料配布して、「温まって帰ってください!」とあたかもプログラムが全て終わったかのように誘導。「豚汁を食べた方はどうぞお帰りください!」と呼びかけていた。
まさかの妨害工作に、ネット上からは「豚汁は笑う」「寒い日の豚汁は強敵だわな」「妨害工作が豚汁ってなんか可愛い」「豚汁でお客さん帰そうとする本宮議員大好き」「もっとあくどい作戦するのかと思ったら、豚汁(笑)」という反響が集まっていた。
「オーケストラの立て直しの裏で、政治の足の引っ張り合いという設定のため、もっとドロドロしていると思いきや、敵も敵で妨害工作がまさかの食べ物。このギャップにほっこりとしたといった声が聞かれました。また、ストーリー全体を通して無駄もなく、テンポよく進んで行くため、回を重ねるにつれストーリーに夢中になっている視聴者も多く見受けられています」(ドラマライター)
作中には、セリフの中で自然にクラシック知識も入れている本作。今クールの話題作の1つとなっていることは間違いないようだ。