アメリカ・オレゴン州で、25歳の男が78歳の男性の耳や頭部などをかみちぎり、男性の頭蓋骨を露出させた。海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『KATU ABC 2』、『The Daily Star』などが1月8日までに報じた。
報道によると事件は1月3日の午前2時頃、同州の駅のプラットホームで発生したという。男は突然プラットホームにいた男性に近づき顔のあたりをつかんだ。耳や顔、頭部をかみちぎったそうだ。男の口には男性の皮膚が残っており時折、口に入った皮膚を吐き出すなどしていた。
現場を目撃した人が通報し、警察がすぐに現場に到着。だがなお男は攻撃を続け、男性の上に馬乗りになって顔や頭部のあたりをかんでいたという。あたりには大量の血が流れ、右耳全体がなくなり、顔の右側付近の頭蓋骨が露出していた。警察がなんとか男を引き離し、その場で逮捕した。男性と男に面識はなかった。
男性は病院に運ばれ手当てを受けたが、命に別状はなかった。現在は安定した状態にあるという。
警察によると、男は動機について「男性からロボットの匂いがした」ためロボットだと思い犯行に及んだと話しているという。男は犯行時、アルコールや大麻、フェンタニルと呼ばれる薬物を摂取していた。
なお、男はニュージャージー州の裕福な地域で育ち、大学時代は大学サッカーチームのゴールキーパーとして活躍していたそうだ。大学新聞で「将来は法律またはビジネスのキャリアを追求したい」というコメントを発表したこともあった。男は犯行時、事件があったオレゴン州に住んでいたが、事件の1カ月ほど前に居住地を追い出され、同州でホームレス状態だった。追い出されたのは男が家に損害を与えたのが理由と伝えられている。追い出された居住地に男は一人で住んでいたとみられている。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「男は最低すぎる。人間のすることではない」「頭蓋骨が出るほどかむなんてよほど強い力でかんでいたのだろう。想像しただけで痛いし寒気がする」「アルコールと薬物下にあったとのことだが、それを言い訳にして減刑せず、重い処罰が下されるべきだ」「大学まで出た優等生がここまで落ちぶれてしまうのかと悲しくなった」といった声が上がっていた。
男性がしたことは残酷で重大な犯罪である。アルコールや薬物を摂取し他人を傷つけることになったことも言語道断である。
記事内の引用について
「Ex-college athlete high on weed and fentanyl accused of biting a 78-year-old man's ear off leaving part of his SKULL visible because he 'thought he was a robot trying to kill him'」(Daily Mail Online)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-11604083/Ex-college-athlete-high-weed-fentanyl-accused-biting-78-year-old-mans-ear-off.html
「Suspect accused of biting off man's ear, chewing face in Gresham thought victim was robot」(KATU ABC 2)より
https://katu.com/news/local/suspect-accused-of-biting-off-mans-ear-chewing-his-face-thought-victim-was-a-robot-portland-gresham-max-train-fentanyl-pills-chewed-cleveland-station-platform-biting-multnomah-county-district-attorneys-office-oregon
「Man accused of chewing off OAP's face which exposed skull thought he was 'killer robot'」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/man-accused-chewing-oaps-face-28901226?int_source=nba