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“ホラー”ジャンルに絞った一般公募のフィルムコンペティションとして開催される同賞は、令和の新しいホラー映像作家の発掘・支援をめざして、昨年第1回が開催され、今回が2回目の開催となる。昨年の10月から一般募集を開始し、第1回を上回る128作品の応募があり、その中から「大賞」「アニメ部門賞」「審査員特別賞」「ホラーちゃんねる賞」「ニューホープ賞」「株式会社闇賞」「オカルト部賞」「MOVIE WALKER PRESS賞」「豆魚雷賞」の9部門の受賞作が選出された。
選考委員長は映画監督の清水崇氏が務め、ゆりやんと堀のほか、Base Ball Bearの小出祐介、映像クリエーターのFROGMAN、映画ジャーナリストの宇野維正氏が選考委員を務めた。ゆりやんは「審査委員特別賞」の受賞作品『いい人生』の表彰の際に壇上に上がり、冒頭「人です」と自己紹介ギャグを飛ばして会場を笑わせた。
ゆりやんは「この選考会は深夜2時の廃墟で行われました」ともギャグを飛ばし、「今年初めて審査に携わらせてもらえました。ホラー映画が大好きで、色々観れるのが楽しみでした。想像を超えた怖さを感じることができました」と感想を述べる。
受賞作の『いい人生』については、「イメージしているところと違うところから何かが出て来て、審査の途中みんなが『これは斬新だ』って。私もすごいなって思いました」と感想を述べ、「この賞にはこれしかなかったです。ストーリーも怖かったです」と絶賛。また、選考会中のエピソードも紹介。「宇野さんからは『選考中はボケないんですね』って言われました」と苦笑いを見せる。宇野はゆりやんが選考委員で身構えていたところがあったと言い、「めちゃくちゃ真面目で拍子抜けしました」と話して会場を笑わせた。
堀も選考委員を務めた感想を聞かれ、「いろんな視点で楽しめる作品が多かったです」と述べ、「家族と一緒に観たんですけど、家族は違った意見を持っていて、それも参考にしつつ選考に挑みました」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)