Something ELseはボーカルの大久保伸隆、ギターの伊藤大介、ベース・キーボードの今井千尋からなるグループ。1998年、『電波少年シリーズ』である『雷波少年』(同)の企画で、シングルがオリコン初登場20位以内に入らなければバンド解散、音楽業界以外の職種に転職と命じられ、3人で一つの部屋にこもって楽曲作りを行った。
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結果、リリースした楽曲『ラストチャンス』はオリコン初登場2位を記録。番組の力もあって一気に知名度を上げたほか、1999年には『第50回NHK紅白歌合戦』(NHK)にも出演した。
そんな一世を風靡したSomething ELse。2000年に入ってからはすっかり見かけなくなったが、今年1月5日放送の『ラヴィット!』(TBS系)にボーカルの大久保が出演し、名曲「ラストチャンス」を歌って話題に。
ネット上では「世代ど真ん中 放送日の朝ちょっと泣いてから会社行った」「心温まる放送でした」「ラストチャンスは、友達と熱唱した思い出の名曲」といった声が上がり、Twitterを中心に盛り上がりを見せていた。最近はテレビで歌うことが少なくなったSomething ELse。現在は何をしているのだろうか。
「『雷波少年』の企画が終了してからも人気は衰えず、ほとんどの音楽番組に出演したほか、カラオケでは定番曲となり、当時ガラケーの着メロにした人も多かったです。しかし2002年頃にはすっかり勢いをなくし、バンドは2006年に解散しています。大久保さんはその後もソロ活動をしていたのですが、残された他の2人はユニットを組んで活動していたため、けんか別れではないかとささやかれていました」(芸能記者)
そんな彼ら、現在はそれぞれの道で活躍中だ。
「大久保さんは現在もソロ活動を続けて定期的にライブを開いています。今井さんはレコード会社に所属して作曲などをしているほか、伊藤さんも細々ながら音楽活動をしているようです。ただ目立った活動をしているのは大久保さんだけですね。『ラヴィット!』出演で再結成を望む人も多くいましたが、現実的には難しいかもしれません」(前出・同)
とはいえ、『雷波少年』出演当時に深い絆が芽生えていたのは確かだ。
「過去のインタビューで、大久保さんは当時を振り返り、プレッシャーが大きかったことや、部屋の防音設備が整っていなかったため近所から苦情が入ったことなど、精神的な苦痛がかなり大きかったと明かしています。また急に有名になったことで以前とのギャップにも苦しんだようですが3人でなんとか乗り越えたようですね」(前出・同)
大久保は自身のTwitterで「今年も変わらず音を届けてゆきたいと思います」と宣言している。今回反響が大きかったことを見ても、またどこかで大久保の歌声を聞く機会は近々あるかもしれない。
記事内の引用ツイートについて
大久保伸隆の公式Twitterより https://twitter.com/OkuboNobutaka