好楽は「(円楽さんとは)52年間付き合った。うちの母ちゃん(妻)とは49年間だけど」と長い付き合いであると明かした。仲の良い二人であるが、好楽は若い頃に円楽さんを殴ったエピソードがあると告白した。
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好楽いわく、「(円楽さんが)若い時にね、先輩に対してひでえこと言ったんですよ。自然に手が出てたね。『バカヤロウ、いい加減にしろ、生意気なこと言ってんじゃねえ』ってね」という経緯があったという。のちに、円楽さんは好楽の弟子に「兄さんに昔殴られたんだよ。あれで俺、目が覚めてさ」と伝えたようだ。好楽はこの話はあまり披露したことがないとも述べており、秘蔵エピソードと言えそうだ。
また、伊集院は円楽さんの人柄として「ひねくれているところがあって。(自分から)わざわとつっかかって敵を作るようなことを平気でやるから」と回想していた。これには、好楽も「本当にやるね、あいつね」と共感を寄せていた。
円楽さんと言えば、長年に渡ってレギュラー出演した『笑点』(日本テレビ系)の名物コーナーの「大喜利」での腹黒キャラが知られる。訃報を受け、ワイドショーなどでは、あくまでも腹黒はキャラクターであったと伝えられているが、根っこには本当にトガッている部分も持っていたのだろう。
これには、ネット上で「こういう話聞くと、若い頃の円楽さんキレッキレだったんだろうなと思う」「好楽が楽太郎を殴ったの、生々しすぎて聞きたくなかったですね……」といった声が聞かれた。