2022年11月20日(日)阪神第5R芝1800m戦に出走予定のパスカリ。馬名の由来は「バラの品種名。母名より連想」。牝、鹿毛、2020年5月1日生。栗東・杉山晴紀厩舎。父エピファネイア、母イングリッド、母父ディープインパクト。生産は安平町・追分ファーム、馬主はG1レーシング。愛馬会法人・G1サラブレッドクラブの募集馬で総額2600万円。半兄には芝のマイル以下で4勝を挙げ、障害でも1勝を挙げたキングリッド(父キングカメハメハ)がいる。本場は牝馬らしい丸みを帯びてスレンダーな造りをしているが、四肢はスッと真っ直ぐに伸びている。筋肉量としてはもっと欲しいが、質は良質で強い筋肉が付いている。追い切りでは行きっぷりが良く、鞍上が抑えて併せた相手に並走させるほど。ストライドが伸びるタイプではないが、フットワークが良く、しっかりと力が脚に伝わった走り。長く良い脚を使って、マイル前後の距離で活躍しそうだ。なお、鞍上には和田竜二騎手を予定している。
☆ジーニアスバローズ
2022年11月20日(日)阪神第4R芝2000m戦に出走予定のジーニアスバローズ。馬名の由来は「天才+冠名」。牡、黒鹿毛、2020年4月30日生。栗東・辻野泰之厩舎。父ハーツクライ、母スカイノダン、母父サクラバクシンオー。生産は浦河町・桑田牧場、馬主は猪熊広次氏。半姉にはダートで2勝を挙げているスマートアリエル(父キングカメハメハ)がいる。本場は、遅生まれということや晩成傾向の強いハーツクライ産駒ということもあってか、まだ幼い体つきをしているが、バランスが良く成長してくれば見栄えのする好馬体になるだろう。追い切りでは、頸を上手く使った四肢の連動性が良いフォームで坂路を駆け上がっており、力のロスが少ないバネのある走り。トモがパンとしてくればさらに良い走りになってくるだろうが、現状でも十分初戦からやれるだけのポテンシャルがあるだろう。なお、鞍上にはD・レーン騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン~狙ったレースは逃さない!~」も担当している。