中居の後輩思いは有名だが、本人発信で外部に漏れることはほぼない。「いい人」と思われる言動を避けるからだ。番組やラジオのトークネタとして漏らすであろうお笑い芸人には、あえてドSの態度を取る。お得意の“悪い人キャンペーン”を張るのだ。
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“あまのじゃく砲”を放つ相手は、ほぼ決まったメンツ。30年来の付き合いとなる笑福亭鶴瓶が最も多い。2人は、「世界仰天」のMCでタッグを組む。今年50歳になった中居がまだ10代だったころからの共演仲間で、年齢差21歳の親友と自他ともに認める。
「世界仰天」の収録後、可能な限り食事に行く。鶴瓶におごられることを楽しんでいる中居は、「今日はすしかなぁ」「今日は肉か」とリクエスト。すしか肉かパスタか、どれにするか決めるのは番組で2人が見せる友達のノリそのもの。飲食中も、中居は徹底して鶴瓶をイジる。
「以前、番組の恒例オープニングトークで鶴瓶さんは、『(中居は)テレビ収録してるからこんなんやと思うやろ? すし屋行ってもこんなん』と漏らしたことがあります。『笑っていいとも!』(フジテレビ系)や『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の司会など、大一番も2人で乗りきった長きにわたる歴史があるだけに、安心して任せ合えるのでしょう」(テレビ誌ライター)
「笑っていいとも!」では、ナインティナインとも親友になった。「中居&ナイナイ日本一周」や「27時間テレビ」シリーズで何度も手を組んで、笑いのスキルを高め合った。岡村隆史は2歳年上で、食事に行くとおごってもらう。吉本興業、ジャニーズ方式で、1年でも先輩ならおごるシステムをなぞっているのだ。
ある夜は、中居と岡村にスピードワゴンの井戸田潤もいた。1軒目は焼肉屋。中居は「ごちそうさま」と言い残して、早々に店から出た。2軒目では「井戸田くん、ありがとう」と言って消えた。おごられるスタンス、甘え上手を貫いたのだ。
「ナイナイと中居さんは、04年に放送された『FNS27時間テレビ』(フジ系)で司会を務めています。このとき、台本をすべて頭にたたき込んで本番に挑んだ中居さんに岡村さんは脱帽。プライベートでケンカしていた仲が修復しています」(前出・テレビ誌ライター)
鶴瓶も岡村も無二の親友。中居が復帰したあかつきには、またバカをやり合ってほしいものだ。
(伊藤由華)