現在、第6週「スワン号の奇跡」が放送されている本作。第28回は、記録飛行当日、フライトには絶好の天候となる。舞(福原遥)がめざすのは、女性パイロットの世界記録15.44キロメートル超え。舞は仲間たちの思いに応えようと懸命にペダルを漕ぐ。そしてスワン号は琵琶湖上の空へ飛び出していき――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
湖上では、ボートから無線連絡で刈谷(高杉真宙)と由良(吉谷彩子)がサポート。舞は自身が空を飛んでいること、仲間たちの夢を一緒に背負っていることを実感しつつも一生懸命に漕ぎ続けた。
しかし、10分間飛び、3.5キロまで飛んだところで、スワン号はあえなく着水。舞は「もっと飛ばしたかった」と涙するも、刈谷も由良も舞をねぎらい、部員たちも一斉に舞に感謝の言葉を掛けるという展開が描かれた。
この日の放送に、ネット上からは「新記録まで程遠いと言えるこの数字で終える脚本をとても信頼する」「安易に記録を更新しないところがぐっと来た」「これまでの努力が丁寧に描かれてるからそれだけで泣けた」「簡単に成功しないのがよかった」「記録より記憶に残る飛行シーン」という称賛が集まっていた。
「『舞いあがれ』は努力や仲間との絆の描き方が丁寧というのが最大の特徴。前作の『ちむどんどん』がヒロインの努力がさほど描かれない一方で、どんどん成功していったのに対し、『舞いあがれ』は努力をしたにも関わらず、結局記録に届くことはありませんでした。しかし、本作は挑戦までの過程を丁寧に描いてきたからこそ、視聴者も感動した様子。多くの絶賛が寄せられていました」(ドラマライター)
簡単には成功しないというリアルな部分も含め、視聴者に感動を与えたようだ。