合格者は、真空ジェシカ、コロコロチキチキペッパーズ、ゆにばーす、EXIT、ランジャタイ、ミキ、ニッポンの社長、金属バット、ビスケットブラザーズ、見取り図、マユリカ、ロングコートダディなど、テレビでも人気の芸人から実力派まで、順当に勝ち上がった。
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そんな中で、メディア露出の多い芸人や『M-1グランプリ』、『キングオブコント』のファイナリスト経験者が落選する事態に。宮下草薙、ぼる塾、エルフ、鬼越トマホーク、すゑひろがりず、レインボー、四千頭身、バンビーノ、ティモンディなど、お笑い好きはもちろん、テレビウォッチャーなら一度は目にしたことがあるような知名度の高い芸人が落ち、SNSも「悲しい」「シビアな審査になってるな」と、厳しい予選だと痛感しているようだ。
「たとえネームバリューがあっても、その日の出来が悪ければ落ちてしまうのが、同大会。笑いの量も大切ですが、そこには技術力や人気ではないボケの“本当の”面白さなどが加味されて審査されていくわけです。中でも、今回顕著になっているのが、フォーマットがある漫才をしている人気芸人の落選ですね。宮下草薙であればネガティブ漫才、ティモンディだと高岸宏行のキャラを押し出した漫才、ぼる塾は、きりやはるかが振って、あんりが厳しいツッコミを浴びせ、田辺智加が落とす……という形など、全て彼らのキャラクターがテレビで反映されていますし、フォーマットを作ってしまったがために、観客に“飽き”が来ている。『M-1』は、新しい漫才を求める傾向が強いため、落ちるのは致し方ないと思います。すゑひろがりずや四千頭身も、期待値が高い分、それを超えて行かないと勝ち上がることは難しい。予選で勝ち上がった人気漫才師は、そのハードルを超えたということなのでしょう」(芸能ライター)
準々決勝は12、13、15、16日に開催。総勢116組がセミファイナリストになるべく、しのぎを削る。