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月10ドラマ『エルピス』に疑問「吐く場面そんなに必要?」張り巡らされた伏線に期待の声も

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長澤まさみ

 月10ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(フジテレビ系)の第1話が24日に放送され、平均視聴率が8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが各社で報じられている。

 スキャンダルによりエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)が、冤罪を疑われる事件を通して失った自分の価値を取り戻していく姿を描く本作。

 第1話は、“制作者の墓場”と揶揄される深夜の情報番組『フライデーボンボン』でコーナーMCを担当している恵那はある日、番組で芸能ニュースを担当する新米ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)に呼び止められる。岸本はある連続殺人事件の犯人とされる死刑囚が、実は冤罪かもしれないと相談を持ちかけてきて――というストーリーが描かれた。

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※以下、ネタバレあり。

 第1話放送後、視聴者の評価ははっきりと分かれたという。
 「ドラマ公式ツイッターなどによると、第1話はプロローグとのこと。その説明通り、基本的には登場人物の位置づけや性格、置かれている状況などが説明され、核心部分にはあまり踏み込まれることはありませんでした。また、恵那が闇を抱えている描写として、水ばかりを飲み、何かを食べたり、ショックを受けたりすると吐いてしまうという場面が多々ありましたが、これを受け入れることのできなかった視聴者も多数いた様子。

 ネット上からは『吐いたりする場面が多くて不快』『掴みどころがない』『とにかく暗い』『何も始まらないで終わった感』『吐く場面そんなに必要?』という疑問の声が聞かれていました」(ドラマライター)

 一方、エンディングでテロップ表示された参考文献の多さや、伏線の張り方に感心の声も多く集まっているという。

 「恵那はエースアナ時代に出演していた報道番組で、冤罪特集を積極的に行っていたものの、『蒸し返されるとまずい人がいっぱいいて、そういう人がやたら圧かけてくる』と言い、特集はズタズタに。さらに、現在は政治部の官邸キャップにまで出世した元カレ・斎藤正一(鈴木亮平)との“路チュー”を週刊誌に撮られ、転落。二人の関係について、斎藤が自分が『振られた』と話していましたが、ネット上からは『斎藤がハメた?』『冤罪特集やめさせようとしたハニトラ?』という指摘がありました。

 ほかにも、岸本の亡くなった父が『とにかく弱い人たちのために闘いまくった弁護士だった』という設定や、岸本自身も何かを抱えていることが示唆される描写など、多数の伏線が張り巡らされていました」(同)

 批判の一方、ネットからは「伏線がめちゃくちゃあってどう絡んでくるのか楽しみ」「制作も出演者もこれだけ豪華ってドラマの本気を感じる」「これがWOWOWじゃなくて地上波で放送されてるのがすごい」「この秋ドラマ一番の秀作になりそう」という絶賛が集まっている。

 果たして今後、どう視聴率は推移していくのだろうか――。

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