各紙によると、石澤顕社長は円楽さんについて、「復帰されて笑点に戻ってこられるのを待ち望んでいた。お亡くなりになり、本当に残念な気持ちでいっぱい。27歳で笑点メンバーになられて、45年という長い間、番組の顔として活躍され、功績を残された。改めてご冥福をお祈りしたい」とコメント。
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また、担当役員は笑点メンバーの後任について、「もちろん、後継の方は決めたい。その作業の真っ最中です。いろいろな観点から次の方を選び、お願いをしたいと思ってます。席は空いてますので、急ぎたいと思っている」と話したという。
「円楽さんが亡くなった翌々日の10月2日の『笑点』は追悼特番とあって17.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)の高視聴率を記録していた。翌週の9日も15.3%、16日は14.8%、23日は13.8%。円楽さんの生前の最後の放送となった9月25日は10.8%だったので、それに比べれば高視聴率だが、徐々に数字がダウンしていて、現状だと巻き返せる様子はない」(放送担当記者)
1966年の5月から放送されている長寿番組の「笑点」だが、新メンバーが決定したとしても、円楽さんをしのぐ人気を獲得し、さらに番組の視聴率を押し上げるほどの人気落語家はいまのところ見つからない。
「選ばれた新メンバーもかなりのプレッシャーを背負うことになるだけ。それならば、メンバーを選ばずに円楽さんの〝余韻〟を残しながら番組を継続すべきでは。とはいえ、このまま視聴率がダウンし続けるようだと、番組の幕引きも近いかもしれない」(日テレ関係者)
新メンバーに誰が選ばれるのかが注目される。