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巨人、大久保コーチ就任で選手の練習意欲が向上? 前任時代に猛威振るった“真の武器”にも期待か

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大久保博元氏

 “らしくない”オフになりそうだ。5年ぶりのBクラスに低迷した巨人がコーチ人事を大幅に刷新、新任5人、復帰3人、配置転換12人と、計20人が入れ替わった。しかし、ジャイアンツ球場での秋季練習は暗くなっていないのだ。内に秘めたものはあるはずだが、練習の雰囲気はむしろ明るい。新入閣の打撃コーチが“明るいキャラ”で浸透していたからだろうか。


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 大久保博元打撃チーフコーチがチームに合流したのは10月16日だった。

 「コーチの控え室も雰囲気が変わりました。練習終了後、コーチ同士で話をすることはよくあります。選手の状態が話題になるので、心配するあまり、だんだん暗くなってしまうんです。でも、秋季練習中の巨人は笑い声も聞こえてきて」(球界関係者)

 合流2日目の17日、大久保コーチはティー打撃練習のトスを上げるなど精力的に動いていた。

 300球連続のトス。休憩ナシでの300スイングはプロでも結構キツイ。「打て!」「これも!」と、大久保コーチは選手がヘバリかけて来たのを見計らって檄を飛ばす。黙々とバットを振らされるよりも、明るく励ましてもらった方が良い。

 「明るさは大久保効果」とも言えるが、パ・リーグ出身のプロ野球解説者が興味深い話もしてくれた。

 「大久保コーチはキャッチャー出身。西武、楽天で『捕手目線』がどれだけ攻撃面に活かされたか…」

 どういう意味かと言うと、大久保コーチは西武コーチ、楽天指揮官だったころ、対戦チームの投手の配球を見抜くのに長けていた。その分析が終わると、自軍の攻撃前に円陣を組み、「ボールカウント先行の時は必ずこの球種が来る、あの変化球を狙え!」と、具体的な指示を出していたそうだ。その的中率は“ほぼ100%”――。

 「特に西武コーチ時代がそうでした。西武が円陣を組むと、対戦チームは配球パターンを急に変更しなければならなかった」

 2022年の巨人のチーム打率は、リーグワーストの2割4分2厘。新ヘッドの阿部慎之助コーチ(兼バッテリー)、打撃担当になった亀井善行コーチの3人で攻撃陣を立て直すわけだが、「元捕手同士、阿部ヘッドとも意見が合いそう」(前出・球界関係者)との声も聞かれた。

 「野手陣は良い雰囲気で再スタートが切れたみたい。阿部、大久保、亀井の3コーチはみんなクリーンアップを任させてきたので、いわゆる1・2番タイプのバッターを教えられるのかどうかがちょっと心配です」(前出・同)

 チーム打率はリーグワーストだが、総本塁打数は163本。21年も169本を放っているので、一発の脅威は失われていない。打線が繋がらなかったのが敗因であり、課題は1・2番タイプのバッターの底上げだ。

 「ホームランバッター以外の打者を育てることができるのかどうか、大久保コーチの真価が問われる場面です」(前出・同)

 今季の敗因をコーチ刷新による来季への期待論にすり替えることがなければ、300本連続のティー打撃も報われるはずだ。(スポーツライター・飯山満)

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