メインイベントでは、赤いベルトことワールド・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンの朱里に舞華が挑戦する。二人は同じドンナ・デル・モンドに所属していたが、朱里が独立し、ゴッズアイを結成したため、別々の道を歩んでいる。
舞華は「いやまさか、こんなに早くチャンスがやって来るとは思ってなかったので、正直驚いてます。5★STAR、朱里に勝ちましたが、朱里、赤いベルト戦はあんなもんで終わらせねえから。私は、何度も何度も何度も何度も、チャンスを逃してきました。このチャンス逃したくありません。どんな手を使ってでも勝ちにいきます。まあ凶器とかそういうのじゃなくて、私のこの身体全て使って、その赤いベルト奪い取ってやるよ。でもさ、朱里、身体にガタ来てんじゃない?じゃないと5★STAR、5敗もしねえだろ。赤いベルトのチャンピオンがふがいないと思わないの?」とチャンピオンを挑発。
これを聞いていた朱里は「ご心配、どうも。第14代ワールド・オブ・スターダムチャンピオン、世界に通用するモノが違う女、朱里です。5★STAR GP、舞華の言った通り、私は5敗しました。そのうちの一人が舞華。メチャクチャ悔しいし、自分に怒りすら感じてます。私が真の赤いベルトのチャンピオンとして大逆襲を始めます。舞華とはスターダムに来る前からシングルをしたり、スターダムに来てドンナ・デル・モンドで一緒にやったりして成長を見てきました。だから、この赤いベルトを懸けて試合ができるのがうれしい。でも、私は相当な覚悟を持ってゴッズアイを立ち上げた。ここで負けるわけにはいかないし、まだまだこの赤いベルトともに叶えたいことがたくさんある。だから、舞華、オマエには負けられないんだよ。私は、オマエを潰すつもりで試合をするから」と受けて立つ構えだ。
すると、舞華は「いやいやいや、オマエさ、いつまで上から目線なの?私がどんな思いでオマエの背中、追いかけてきたと思ってんだよ。今、横に並んでる。次はオマエが私の背中を追いかける番だよ」とさらに口調を荒げると、朱里もキレたのか、「追いかける?おい、追いかけるってなんだよ?オマエさ、なめてんじゃねえぞ」と言い放ち、二人は罵倒し合っていた。
元同門対決は、激戦になりそうだ。
(どら増田)