メインイベントでは『N-1 VICTORY 2022』Bブロック公式戦、清宮海斗と新日本プロレスから参戦している小島聡が対戦。清宮は小島のウエスタン・ラリアットに苦戦するが、武藤敬司直伝のドラゴンスクリュー、足4の字固めから、シャイニングウィザードを連発。最後はこれまた武藤ばりのフランケンシュタイナーから、シャイニングウィザードを決めてカウント3。清宮が『N-1』の決勝(9.3大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場大会)進出を決めて、Aブロック覇者の鈴木秀樹と対戦する。
試合後、清宮は「あと一つ。あと一つのところまで何とか来ることができました。あのリング上でちょっとだけ言ったんですけど、鈴木選手、次、決勝で。俺にとってホント怖い存在なんですね。前、鈴木さんがノアに上がり始めた時にやらせてもらって、全く歯が立たなくて。俺にとって鈴木選手って今も変わらずそういう存在だから。それでもやっぱりここまで来るのにホントいろんな選手、Bブロックの選手に凄い感じさせてもらって今ここにいるので、もう今はホントに優勝しか見えてないし、俺が頂上に行って、応援して下さるみんなとプロレスを、俺たちのプロレスをみんなと作っていきたいと思います。ありがとうございます。9月3日、エディオンアリーナ、俺の試合見に来てください。よろしくお願いします。ありがとうございました」と優勝宣言。
惜しくも敗れた小島は「凄く、凄く楽しいリーグ戦だったよ。こんな充実したリーグ戦、何年ぶりだ? 何年ぶりかわかんねえ。って言うか初めてかもしんねえ。この年で味わうリーグ戦がこんなに楽しくてワクワクするもんだって思ってなかったよ。体ボロボロだけど確実に生きてることを実感できるシリーズだから。本当に何年ぶりにプロレスラーとして生きてることを味わえたシリーズだよ。名古屋と川崎でメインイベント張って、凄くいろんなこと考えたよ。俺は本当にここのリングが好きだなと思う」とノアのリングへの変わらぬ愛着を口にした。
◆プロレスリング・ノア◆
『N-1 VICTORY 2022』
2022年8月28日
神奈川・カルッツかわさき
観衆 825人
▼『N-1 VICTORY 2022』Bブロック公式戦(30分1本勝負)
○清宮海斗【5勝2敗=10点】(17分06秒 片エビ固め)【4勝3敗=8点】小島聡●
※シャイニングウィザード
(どら増田 / 写真©︎NOAH)