岸田内閣の支持率は『毎日新聞』(毎日新聞社、21日発表)の調査では、前回から16ポイント落とす36%の低支持率を記録した。その背景にあるのは内閣改造で、安倍晋三元首相の殺害に絡んで噴出した、自民党と旧統一教会の関わりとの決別がなし切れなかった点がある。
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さらに、前首相の菅義偉氏は1日しか休まなかったが、岸田氏は6日間の夏休みを取った。その後、新型コロナウイルス感染も発覚したため、否定的な声が挙がっていると言われている。
これを受け、金子氏は「内閣改造して当然、支持率回復を狙っているわけですけど。その効果が出たどころか、これだけ大幅に低下するっていうのは、あまり聞いたことはないですし、まあ異例だという風には思いますね」とコメント。
続けて、「やっぱり内閣改造の時に、(旧統一教会との関わりを)それぞれにチェックをさせて、また今後、もし関係があっても、今後見直すということを了承した人を任命したと言ったんですけど」と前提を説明。しかし、任命後に旧統一教会との関わりが「ボロボロと次から次へ出てきてしまう。政務三役とかですね。そこら辺がどんどんズルズル(支持率が)下がってしまう要因だろうなと思いますし」と語った。
また、「世論の中で統一教会問題が関心が高いことを考えると、政権支持率を戻す鍵は、まず、この問題に国民のみなさんが納得がいく答えが出せないと、なかなか厳しいかな」とも指摘していた。
さらに、今後の展開次第では「来年、統一選挙がある中で、(支持率が)どんどん低くなると、党内がうるさくなってくるかなと。『岸田さんでいいのか』っていうようなね」と語り、いわゆる“岸田おろし”の動きが生ずる可能性も示唆していた。
これには、ネット上で「岸田さん、ちょっと頼りないっていうのはあるかも」「夏休みは長すぎたと思う」といった声が聞かれた。