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スーパークレイジー君からミルクおやじまで、政治家のユニーク通称名事情

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東谷義和氏(ガーシー)

 7月10日に行われた参議院議員選挙で、当選した議員の通称名使用認可が話題となっている。NHK党から当選した暴露系YouTuberの東谷義和氏は、通称名のガーシーの使用が認められた。さらに、れいわ新選組から当選した水道橋博士は、本名の小野正芳ではなく、芸名の通称名使用が認められた。

 これまでには、大橋巨泉(本名・大橋克巳)やアントニオ猪木(本名・猪木寛至)なども通称名使用が許可されている。政治家の通称名使用は、広く周知されている名前ならば使用許可が下りる。

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 2021年の埼玉県戸田市議会議員選挙に当選した西本誠氏は、通称である「スーパークレイジー君」が認められた。東京都知事選を始め、同名で広く活動を行っていたためだ。その後、居住実態がないなどの理由で当選無効が確定している。

 プロレスラーのグレート・サスケ(本名・村川政徳)氏は、2003年に岩手県議会議員選挙に出馬し、トップ当選。出馬時の公約通り、覆面着用で議員活動を行おうとしたことで物議を醸した。最終的に折衷案として、顔の露出部分を増やした特注マスクで議員活動を行った。

 サスケ氏に続き、全国各地に覆面議員が誕生している。スペル・デルフィン(本名・脇田洋人)氏は、2012年に大阪府の和泉市議会議員選挙に当選。議会でも通称名とマスクの使用が認められた。スカルリーパー・エイジ(本名非公開)氏は2013年に大分市議会議員選挙に当選。こちらは通称名使用は許可されるも、議会での覆面使用は認められなかった。ホームページには覆面姿が掲載。2019年にはグレート無茶(本名・竹内敏之)氏が長野市議会議員選挙に当選。サスケ氏同様に表情がわかりやすい、改良マスクを着用している。

 2011年に埼玉県の深谷市議会議員に当選し、話題を集めたのが「ミルクおやじ」だ。本名は村川徳浩氏だが、もともと酪農家でミュージシャンという経歴を持つため、この通称名使用が認められた。
 通称名使用の許可には、その人の経歴なども考慮される。それぞれに思い入れの強い名前であるのは確かだろう。

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