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上戸彩にNEWS増田が“上から目線”でいられた理由

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上戸彩

 上戸彩ほど有名芸能人に囲まれて育った俳優はいないかもしれない。デビューは小学6年生。オスカープロモーション主催「第7回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞して、2年後に4人組女性グループ「Z-1」で歌手、翌年に女優としてのキャリアをスタートさせた。Z-1時代の指導者だった1人が、EXILE結成前のHIRO(LDH JAPAN会長)。女優として大成した後に再会して、結婚。現在は2児の母だ。

 アイドル御用達で知られる堀越高校ではトレイト(芸能)コース。特に豪華な年で、同級生はジャニーズ系だけでもKis-My-Ft2の北山宏光、長谷川純、山下智久、元KAT-TUNの田中聖。俳優仲間では城田優、小池徹平、蒼井優がいた。1学年先輩は生田斗真、尾上松也、綾瀬はるか。2学年上の嵐・松本潤とは、1月期のドラマ「となりのチカラ」(テレビ朝日系)で夫婦役を演じた。1学年後輩は勝地涼、あびる優、紗栄子、杏などで、校内は撮影現場そのものだ。

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 さかのぼって、中学校は地元の東京都練馬区の一般校だが、すでにジャニーズタレントと縁があった。NEWSの増田貴久だ。上戸が1年先輩。増田が入学したとき、上戸はすでに校内で有名だった。増田は小学6年生からジャニーズJr.として活動していたが、近しい人以外に黙っていたため、知る者はごくわずか。「上(の階)に芸能人がいるらしい、上戸彩っていう。見に行こうぜ」と騒ぐミーハーな同級生たちと一緒に、“見学”しにいった。

 「それでも上戸さんは、大勢のなかにいた増田さんのことを覚えていました。のちに番組で、『見た目もあんな感じで、何にも変わってない。髪形もさらさらであのまんま』と振り返っています。当時から『上戸さん、上戸さん』と、後輩感丸出しの“まっすースマイル”だったそうです」(古参のアイドル誌ライター)

 上戸の卒業式で、初めてツーショット写真を撮った。その際、「流出しないように気をつけてね。俺、ジャニーズだし、まずいから」と増田はクギを刺した。ところが、またたく間にスター街道を爆走したのは上戸の方だった。

 2人は01年、学園ドラマ「3年B組金八先生」(TBS系)の第6シーズンで、同じクラスの学生役として共演した。だが、脚光を浴びたのは性同一性障害に悩む難役を演じた上戸だけ。増田は夢をかなえるために新聞配達をする少年を演じたが、役存感は雲泥の差だった。ちなみに同シーズンには、NEWSの加藤シゲアキ(当時は加藤成亮)も出演していた。

 増田が上戸に上から目線でいられたのは、卒業式のほんのわずか。今となっては赤面過去かもしれない。

(伊藤由華)

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