及川瑞穂さん(仮名・24歳)は、自他ともに認めるミーハーで見栄っ張りな性格だという。彼女が40代の舞台俳優の男性Eと不倫を始めたのも、憧れや愛情ではなく彼が“芸能人”だった為だ。
>>前編:<実録!不倫カップルの顛末>義弟と肉体関係に…軽はずみな行動で罪悪感に苛まれる同居妻<<
「友人の親戚が劇団に所属していて、そのコネでEを紹介してもらったんです。彼は舞台俳優としてそこそこ有名で、ドラマや映画にも出ていました。手癖の悪さは知っていたんですが、私は猛アピールして付き合うことができたんです。
昔から有名人への憧れがすごく強くて、一時期は私もアイドルや女優をめざしていたんですが、容姿も実力も両方不足で全然ダメでした。なので、彼と付き合って芸能界の裏情報とか聞けると、私も“特別な人間”になった気がしてすごく気分が良かったです」
実際には何人かいる“都合の良い女性”の一人になっただけの瑞穂さんだったが、世間一般に名の売れた俳優に声を掛けられたという事実は、彼女を有頂天にさせた。
「彼は既婚者で、雑誌のインタビューやTVでは、愛妻家アピールしていましたが、裏では私も含めて、両手では数え切れない位の女性と関係を持っていました。
私は何とか愛人の中の一番になりたくて、いつ彼から呼び出しが来てもすぐに迎えるように、仕事も辞めました。実際、彼との逢瀬を最優先にする私をとても可愛がってくれました。
でも、一年もすると私の身体に飽きたのか、だんだん呼び出し回数も減っていったんです。焦って、二人で会う時は何とか身体で繋ぎとめようとしましたが、ダメでした…。多分、他に新しい女ができたんだと思います。
一か月以上、音信不通の状態が続いた後、どういうつもりかLINEを彼に送りましたが、それも既読スルーされました…。別れ話ですらちゃんとしてくれないのかと、怒りで目の前がクラクラしました」
自暴自棄になった瑞穂さんは、思い余った結果、不倫相手の家に直談判をしに向かうことを決意する。