『芸能人格付けチェック』は年に数回、ダウンタウン浜田雅功の司会で行われているクイズバラエティ番組。「高級ワインや高級食材の食べ比べ」「最高級楽器と入門用楽器の区別」など、「一流の芸能人ならばたやすくわかるであろう」問題が多数出題されるのが特徴だ。
だが、今回の放送は通常回とは違い、「まっとうな現代人なら出来て当たり前」の常識に、一流芸能人が対応できているのかという、“常識チェック”の内容となっていた。
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出題された内容は、「コンビニおにぎりを正しく剥く」「ラジオ体操第一を正しく行う」「コンビニのセルフレジの使い方」「人気ファミコンゲームをクリアする」などの一般常識で構成され、成功したら「対応力あり」としてランクアップし、失敗なら「対応力なし」として一流芸能人からランクダウンするというものであった。
今回の『芸能人格付けチェック』一般常識クイズ回に、ネットでは「ガチで現代の常識チェックとかされると身につまされてうまく笑えない」「ラジオ体操とかおにぎりとかどうでもいい」「ゲームの腕が一流芸能人の基準なの?」「今の時代にファミコンのスーパーマリオとかパックマンが出来るかどうかで常識チェックとか言われてもズレ過ぎでしょ」「基準がおかしい」といった不満の声が相次いだ。
また、「セルフレジの使い方」に関しては、コンビニで指定された商品をカゴに入れる所からスタートしていた都合上、レジまで辿り着けなかった出演者もいたために、「そもそもの商品を知らないと不利」「これは一般人でも難しい」といったルールの曖昧さを指摘する声もあった。
なお、「まっとうな現代人なら出来て当たり前」のクイズを芸能人が答えるのは、同じくテレビ朝日系で放送され、浜田が司会を担当していた『トリニクって何の肉!?』(2019年~2022年)を彷彿とさせる内容であり、今回の『格付け』は終了した『トリニク』要素がかなり強い番組であったと言える。
度々放送されている“常識チェック”回だが、「格付け」というタイトルに違和感を持ったファンも多いようだ。