『THE神業チャレンジ』は、「世界中で大流行している神業動画を芸能人が再現する」というテーマで行われ、成功時には100万円が進呈されるというもの。
物議を醸したのは、番組中盤に放送された「巨大マシーン神業クレーンゲーム」という企画。これは巨大クレーンを使い、目の前に設置してある卵を直接クレーンで掴み、割らずに別のカゴまで移動させるのがルールだ。
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番組では、クレーン車の扱いに慣れているという4人の芸能人(森泉、平成ノブシコブシ徳井健太、ハリセンボン箕輪はるか、西村知美)にオファー。練習から本番までの1週間を追っていた。
練習では本番と同じ環境で実際に卵が用意されており、クレーンの感覚を掴んでいたが、「卵掴み」はプロでも非常に難しいチャレンジであるため、用意した卵は次々とクレーンのア―ムで潰れてしまったり、床に落として割れてしまっていた。
この卵の惨状を見た視聴者はネットで、「卵が勿体ない」「食べ物を無駄にしすぎでは?」「ピンポン玉とかではダメだったの?」「TBSはSDGsを推してたのにこれでいいの?」といった声が相次いでいた。
一応、番組では小さなテロップで「賞味期限切れの卵を使用しております」と注意書きがあり、「廃棄予定」である事を強調していたが、練習では本物の卵を使う必要はなく、ピンポン玉でも代用がきくため、視聴者の違和感はもっともと言ったところであろう。
TBSは現在、「SDGs」(持続可能な開発目標)に関するプロジェクト「地球を笑顔にするWEEK」を継続的に行っている。「卵を使ってクレーンゲーム」は果たして、「SDGs」的に正しいのだろうか?