この日の『アメトーーク!3時間SP』は二本立てで、物議を醸したのは前半に放送された「菓子パン大好き芸人」であった。
「菓子パン大好き芸人」は、自称菓子パン好きの芸人(かまいたち、よゐこ濱口優、ブラックマヨネーズ小杉竜一ら)が集まり、好きな菓子パンを紹介するというゴールデンタイムらしい万人に受ける内容であった。
>>『アメトーーク!』錦鯉・渡辺が一喝「全員がお前のこと嫌い」インディアンスきむの陰湿さにネットもドン引き<<
だが、ネットでは芸人たちの紹介する「菓子パン」のチョイスに、強い違和感を覚えた視聴者が多かったという。
例えば、かまいたち山内健司は「昔からよく食べていた」パンとして、「まるごとソーセージ」をプレゼンしたほか、FUJIWARA藤本敏史は大定番の「ミニスナックゴールド」、「薄皮クリームパン」、「ナイススティック」、蛙亭の中野周平は「マロン&マロン」といった比較的新しい商品までを、およそ30種類近くを紹介した。
しかし、上記の菓子パンのメーカーは全て「山崎製パン(ヤマザキパン)」であり、実はこの日『アメトーーク!』で紹介された菓子パンのほとんどは一部を除き、ヤマザキパンが発売した商品が占めていたのだ。
なお、今回の放送ではヤマザキパンは企画に全面協力しており、芸人達の素朴な疑問にヤマザキパンが事前に回答していたり、企画後半では、ヤマザキパンの横浜第二工場へ藤本と中野がロケをするVTRが流れるなど、「ヤマザキパン全面協力」のもと収録が行われたようだ。
今回はあくまで主題は「菓子パン大好き芸人」であり、「ヤマザキパン大好き芸人」ではないため、ネットでは「ヤマザキパンちょっと多くない?」「工場見学があったからヤマザキパンへ忖度した?」「みんなのイチオシがヤマザキパンばかりなのなんで?」「パンメーカーは色々あるのに」「最初からヤマザキ芸人にすれば良かったのに」「菓子パン好きというか、ただのヤマザキ好きじゃん」といった声が相次いでいた。
ヤマザキパンは、確かに菓子パン業界では人気商品を多く抱える企業だが、ここまで偏ったチョイスとなると企業案件と言えど、視聴者も違和感を覚えてしまったようだ。
やはり通常の深夜枠で、「ヤマザキパン大好き芸人」で放送すべきだったのではないだろうか?