さて、今週は「第45回帝王賞(JpnI)」が大井競馬場でおこなわれる。今年は9頭と少頭数ながら昨年の覇者テーオーケインズや、19年の覇者オメガパフューム、ドバイワールドCで昨年2着、今年3着と好走したチュウワウィザードなど、好メンバーが揃った。
テーオーケインズの連覇に期待する。昨年アンタレスSで初重賞制覇を飾ると、次走で帝王賞を制し、一気にJpnI馬の仲間入りを果たした本馬。それも5番手から最速の上がりを使って2着0秒5差も付ける完勝で、決してフロックではできない勝ち方だった。4走前のJCBクラシックこそ休み明けだった上、小回りの金沢競馬場が合わなかったのか4着に敗れたが、一度使われて状態が上がっていた上、広い中京競馬場へ舞台が替わったチャンピオンズCでは、道中5,6番手の位置から直線では一頭だけ際立つ伸び脚を見せて2着に1秒0差と付けての圧勝劇。それも残り50mあたりから流して、上がりは最速で唯一の35秒台の脚を使っており力が違うレースぶり。前々走のサウジCでは海外遠征で力を発揮できなかったが、前走の平安Sでは唯一の59kgの斤量を背負って直線楽に抜け出して2着に0秒4差を付け勝利と、直近の6戦を見ても本馬の力が相当なものということがわかる。今回は昨年勝利している帝王賞で、しっかりと力を発揮できる舞台。となれば、2連覇を達成する可能性は高いだろう。
相手本線はオメガパフューム。東京大賞典4連覇や帝王賞は3戦して1勝2着1回5着1回と大井の2000mでは無類の強さを発揮する本馬。昨年の東京大賞典で引退の予定だったが、まだまだ衰えを見せないパフォーマンスで引退を撤回し現役を続行すると、今年初戦となった前走のアンタレスSでは59kgの斤量を背負って11番手から見事差し切り勝ちと貫禄を見せた。これだけのパフォーマンスができるのだから衰えは感じさせず、今回は得意の大井の2000mとなればここも勝ち負けになるだろう。
▲はチュウワウィザード、△にクリンチャーまで。
◎(8)テーオーケインズ
〇(2)オメガパフューム
▲(6)チュウワウィザード
△(7)クリンチャー
買い目
【馬単】1点
(8)→(2)
【3連複2頭軸流し】2点
(2)(8)-(6)(7)
【3連単2頭流し】2点
(8)→(2)→(6)(7)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。