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日本ハム・新庄監督が万波を酷評も「怒るのはそっちじゃない」の声 試合を壊した投手に不満相次ぐ

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新庄剛志監督

 2日に行われ、日本ハムが「3-6」で敗れた広島戦。「5番・右翼」で先発した日本ハムのプロ4年目・22歳の万波中正に対する新庄剛志監督の苦言がネット上で物議を醸している。

 新庄監督が問題視したのは、「1-3」と日本ハム2点ビハインドの5回裏2死満塁での万波の守備。この場面では広島・中村奨成が右翼後方に大きなフライを放ち、背走で打球を追った万波はジャンプしながらグラブを伸ばし捕球を試みる。しかし、打球はグラブの先をかすめてフェンスまで抜け、この間に走者全員が本塁に生還した。

 惜しくも打球を捕りきれずに決勝の3点タイムリー二塁打を許した万波だが、新庄監督は試合後に応じた取材の中で「こすり気味の打球に対して、こういう準備ができてなかったんじゃないかな。(風が)左から右に吹いていたから、ああいう打球になると思ってなかったんじゃないか」とコメント。打球傾向や風向きなどを事前に考慮していれば捕球できていたのではと苦言を呈したという。

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 新庄監督のコメントを受け、ネット上には「厳しい言い方だけど、確かにあの打球は絶対捕れなかったわけじゃないと思う」、「右打者の流し打ちは風に乗って右方向に切れやすいものだけど、その辺りのケアが足りなかったのかな」、「ジャンプもボールが目の前まで来てから慌てて飛んだような感じだったしな」と同調の声が寄せられた。

 一方、「怒るのはそっちじゃない、集中力を削ぐような状況を招いた投手の方だろ」、「万波だけじゃなく、その前に試合をぶち壊した投手も同罪だよ」、「押し出し連発で簡単に失点重ねる投球されたら野手も守りにくいだろ」と、投手側にも非があったのではと指摘するコメントも多数見られた。

 「5回裏の日本ハムは先発・伊藤大海、2番手・古川侑利が1死満塁のピンチを招き、3番手として鈴木健矢がマウンドへ。ところが、その鈴木はいきなり2者連続で押し出し四球を与えると、1死を奪った後に押し出し死球をぶつけてノーヒットのまま3点を失いました。この直後に中村が右翼にフライを放ち、この打球を万波が捕りきれず3点二塁打としてしまったわけですが、ファンの間では万波が集中を欠いたのは鈴木が背信投球で試合の流れを大きく乱したせいだとする意見も見受けられます」(野球ライター)

 試合後の報道では、新庄監督が鈴木について特に苦言を呈したとは伝えられていない。ただ、5回裏に奪われた決勝の3点については万波だけでなく鈴木にも責任があると考えているファンも少なからずいるようだ。

文 / 柴田雅人

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