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西郷隆盛の玄孫のほかに太宰治の孫も、意外な偉人の子孫の政治家

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 7月に投開票が行われる参議院議員選挙に、西郷隆盛の玄孫(孫の孫)にあたる西郷隆太郎氏が日本維新の会の公認で出馬する可能性が複数のメディアに報じられている。西郷氏は、隆盛から数えて直系で5代目となり、鹿児島県では西郷隆盛の教えを伝える活動なども行っている。

 政治の世界は、代々政治家という世襲も少なくないが、西郷氏のように歴史上の偉人の子孫が出馬、あるいは議員になっているケースがある。

 よく知られているところでは、徳川家康に始まる徳川宗家の19代目にあたる徳川家広氏があげられるだろう。江戸幕府最後の15代目将軍である徳川慶喜に次いで、徳川宗家16代当主となった徳川家達の玄孫にあたる。

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 2019年に行われた参議院議員選挙では、静岡選挙区で立憲民主党公認で出馬するも次点で落選。静岡は徳川家とゆかりが深く、家達が駿河静岡藩主を務めた縁もある。家広氏は、選挙で競合した国民民主党と立憲民主党の合流協議などに不満を示し、現在は離党している。

 自民党の津島淳衆議院議員は『人間失格』『走れメロス』などの代表作で知られる有名作家、太宰治の孫にあたる人物。父親の津島雄二氏も元国会議員であり、いわば二世だが、むしろ「太宰治の孫」の方がインパクトは強いだろう。雄二氏が太宰の長女である津島園子氏と結婚し、縁戚関係が生まれた。

 自民党の新藤義孝衆議院議員の祖父は、日本の陸軍軍人である栗林忠道大将だ。クリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』で俳優の渡辺謙が演じたことで、名前を広く知られるようになった。新藤氏は党の領土に関する特命委員会委員長代理を務めるなど、保守派の論客として知られる。

 選挙には「地盤、看板、鞄」の3つが必要とされる。地盤は地縁や血縁や組織などの繋がり、看板は知名度やイメージ、鞄は選挙資金を指す。歴史上の人物の子孫はこの3つを兼ね備えているケースも多そうなだけに、選挙向きの人物と言えるかもしれない。

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