巡査は今年2月、富山県富山市内の知人宅を訪れた際、駐車場ではなく路上に車を停めてその場を離れ、放置車両確認標章のステッカーを貼られる。すると、巡査は自身ではなく身代わりとして家族を出頭させた。
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警察が事情を聞くと、身代わり出頭をした家族の受け答えに不審な点が見られたため、捜査を進める。その結果、身代わり出頭が発覚した。調べに対し、巡査は「違反が発覚すれば希望していた仕事ができなくなると思い、身代わりを依頼した」と容疑を認めているとのことだ。
富山県警は身代わり出頭した家族を犯人隠避、巡査を犯人隠避教唆の疑いで書類送検する。そして巡査については、4月28日付で減給1か月の懲戒処分とした。容疑者を逮捕することができる警察官が、自身の法律違反に対して身代わり出頭を依頼し実行させるとは驚きだ。
巡査の行動に、ネット上では「ふざけるなと言いたい。警察官は取り締まる側であり一般市民より厳しく自らを律しなければならない。身代わりは言語道断」「路上駐車してその場を離れるのもあり得ないし、身代わりはもっとあり得ない。こんな警察官がいることが驚きだ」「警察官だから駐車違反がもみ消せるとでも思っていたのでは」と怒りの声が上がる。
また、「この警察官が今後も働いていくことが信じられない」「こんな人間に取り締まられる富山県民はかわいそう」「もっと怒るべき」など、警察の対応にも疑問の声が出ていた。