港氏は「夕やけニャンニャン」、「オールナイトフジ」、「とんねるずのみなさんのおかげです。」など、ヒットした歴代のバラエティー番組を中心にディレクターやプロデューサーとして活躍。とんねるずの木梨憲武が「小港さん」としてモノマネをしていたことでも知られる。
>>『ポップUP!』、低視聴率が続いてもフジテレビが楽観視する理由<<
一部スポーツ紙によると、港社長誕生により、編成を大多亮常務が担当することに。大多氏は「東京ラブストーリー」、「101回目のプロポーズ」、「愛という名のもとに」など、大ヒットしたトレンディードラマのプロデューサーを務めたことで知られている。
「金光氏は2019年にFMHの社長に就任し、昨年からフジの社長も兼任。人気番組『料理の鉄人』の企画などに携わっていたが、経営企画局長、執行役員、常務、専務など実務畑が長かった。そのため、頭の中は数字のことが中心で、あまり番組の中身や視聴率を重視していなかった。すると、どんどん全体的な視聴率がダウン。全日帯で視聴率2ケタの番組がないことも当たり前のような状態に。このままだと、広告収入もどんどん減ってしまいそうで、わずか1年での社長交代という大ナタを振るうことになったようだ」(放送担当記者)
4月にスタートした、女優の綾瀬はるかを月9初主演に迎えたドラマ「元彼の遺言状」は初回こそ平均世帯視聴率12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)でスタートしたものの、第4話から1ケタに転落。16日放送の第6話はこれまでで最低の7.9%までダウンしてしまった。
港新社長体制となる7月期、さっそく大きなテコ入れがありそうだ。