アメリカ・ワシントン州の山頂トイレで、落とした携帯を拾おうとして便器下に転落し、出られなくなってしまった女性が、駆け付けた救助隊に救助されたと海外ニュースサイト『abc』『New York Post』などが4月23日までに報じた。
>>仮設トイレで用を足していた男性、トイレごとブルドーザーに押しつぶされて死亡<<
報道によると4月19日、同州に住む40代の女性が一人で登山に出かけたという。山は、国立公園内にある800メートルほどの低山だ。女性は午後、山頂に到着、トイレに入ったそうだ。用を足そうとしたところ、携帯電話を便器の中に落としてしまったという。
トイレはくみ取り式の旧式トイレで、いわゆるボットン便所だったそうだ。底はそこまで深くなかったようで、下に落とした携帯が見えたそうだ。女性は、持っていた犬のリードを使って、携帯をつり上げようとした。便座と覆いを取り外して、リードを垂らしてみたものの、うまくいかなかったようだ。
女性はリードの先端を引っかけ、リードを体に巻き付けて便器下に降りようとした。しかし、女性は滑って便槽に落下。上に上がろうと20分ほど奮闘したが無理と判断し、女性は取り戻した携帯を使って緊急通報したという。
しばらくして、同州消防署の救助隊が駆けつけ、女性を便器の外に引き上げたという。女性にケガはなかった。救助隊員は、病院へ行くよう強く勧めたが、女性は「早く家に帰りたい」と断ったそうだ。女性はシャワーで汚れを洗い流した後、隊員にお礼を言って帰っていったという。
このニュースが広がるとネット上では「想像しただけで、臭いが漂ってきそう」「便器の中に入っていくとは恐れ入った。強靭なメンタル」「病気になりそう。排泄物は菌の宝庫」「私なら、ボットン便所に落とした時点で、携帯を諦める」「携帯が防水でよかった。水没していたら助けを呼べずに、一生トイレの中だったかも」といった声が上がった。
携帯を拾うためとはいえ、便器下に降りようとするのは危険な行為だ。一歩間違えれば、命の危険もあるだろう。女性は運がよかったというよりほかない。
記事内の引用について
Washington woman rescued after falling headfirst into toilet while trying to get dropped phone(abc)より
https://www.abcactionnews.com/news/national/washington-woman-rescued-after-falling-headfirst-into-toilet-while-trying-to-get-dropped-phone
Woman rescued after falling in toilet trying to get phone(New York Post)より
https://nypost.com/2022/04/23/washington-firefighters-rescue-woman-who-fell-in-toilet-trying-to-get-her-phone/