不倫でブレークした代表格と言えば俳優の袴田吉彦が挙げられるだろう。2017年に年下のグラビアアイドルとの不倫が報じられた。これを受け袴田は河中あいとの離婚を発表した。
>>復帰したアンジャ渡部は「いじりにくい」フジモンがテレビ各局の思惑を代弁?<<
袴田は相手女性と10回ほど会っており、大手ビジネスホテルチェーンのアパホテルを利用していた。その際、袴田がみずからのポイントカードを利用していたことから「ドケチぶり」が話題となった。
これを見逃さなかったのが明石家さんまだった。『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でこのネタをイジりまくった。後に番組に出演した袴田は「スーパーでポイントカードを出すだけで笑われる」とエピソードを披露している。それだけ、知名度を上げたと言えるだろう。
俳優の原田龍二は2019年にファンの女性などに手を出し、車の中でコトに及ぶ「4WD不倫」が報じられた。原田は即座に謝罪会見を開いた。さらに同年末には『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)に袴田と共に出演。袴田は17年末にも同番組に出演し、原田に不倫を責められる展開があった。原田の不倫発覚で2人の動向に注目が集まり、予想通りの共演実現に視聴者は沸いた。こちらも逆境を逆手に取った攻めの姿勢でブレークにつながったと言えるだろう。現在の原田は渡部の騒動などにもコメントし「芸能界の不倫評論家」のポジションを獲得しつつある。
不倫ネタを笑いに変えられるポジションとして最も強いのがお笑い芸人だろう。中でも千鳥の大悟はたびたび不倫が報じられているが、そのたびに「鬼嫁から笑いに変えてこいと言われた」と、嫁を引き合いに出し笑いに変えている。嫁への謝罪を済ませ許しを得ているというエクスキューズが付くことで、不倫報道のダメージをかわしていると言えるだろう。同様の関係性は“ゲス不倫”で知られる元衆議院議員の宮崎謙介氏と、妻の金子恵美氏の関係にも当てはまると言えそうだ。
こうして見ると不倫報道はイメージダウンの可能性も大きいながらも、場合によってはブレークにつながる可能性もあると言えそうだ。