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「美しい顔」に選ばれ怒りも 水原希子、性加害の実態など業界体質の告発と批判は過去にも

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水原希子

 女優の水原希子が『週刊文春』(文藝春秋)ならびに同誌のウェブサイト「文春オンライン」で、芸能界の性加害問題に関して自らの考えを示し、話題となっている。

 水原が主演を務めた出演映画のプロデューサーが、性的な写真を女優に要求する性加害が同誌に報じられていた関係から、コメントを求められた水原は、芸能界には性加害はかねてから存在し、「私も男性監督から言葉のセクハラにあたるような発言をぶつけられた事は数え切れないぐらいありました」と告発した。

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 水原はこれまでにもこうした告発や、業界への批判を向けてきた。

 2018年3月には、ツイッター上で「ファッション業界って華やかな世界に見えて、実はとてもジャッジメンタルな世界でもある。未だに強く蔓延る差別は存在してると身をもって感じる。特にハイファッション。こちらは何もしてなくても一方的にジャッジされる感じが辛い」とファッション業界の闇を告発した。

 同年4月には、インスタグラムのストーリー機能で、写真家の荒木経惟氏から人前でヌードを強要されたと告発したモデルのKaoRi氏に共感を寄せ、自身も20人ほどの沢山の男性がいる前で、手で胸を隠す撮影を強要されたと暴露した。ネットでは、撮影時期などから資生堂の新聞広告ではないかと話題になるも、資生堂側は社内調査の結果、「分からない」と一部報道に回答したため、真相は定かではない。

 2019年1月には、世界中の美しい顔を発表するサイト「TC Candler」に自身が選ばれ、ツイッター上で審査基準が主観的なものである可能性をユーザーから伝えられると、「とても失礼だね」とコメント。さらに、翌20年6月にも「美しい顔」に選ばれると、インスタグラムのストーリーで、「2020年にこんなことやってるなんて狂ってる」「勝手にノミネートされて、勝手にジャッジされている方々にも失礼」と再び怒りを滲ませた。

 そこには業界への怒りと失望が滲んでいると言える。水原の言葉が業界の浄化に繋がることを願いたいものだ。

記事内の引用について
水原希子のツイッターより https://twitter.com/kikoxxx

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