まず1つ目は、ひとりごとが女性を知的に見せる効果があるからだ。そもそも、ひとりごとと言うのは、頭の中を整理したい時に発することが多い。仕事中や考え事をしている最中に無意識につぶやいていた、なんて経験をしたことがあるだろう。そのため、ブツブツと何かをつぶやく女性の姿は、デキる女を連想させるのだ。昨今、バリバリのキャリアウーマンを魅力的に感じる男性は多いため、そういった知性をアピールするのに有効である。
>>いつの間にか恋人に…異性の友達はやはり多い方が得!<<
もう1つの理由は、ひとりごとが好意を伝えるきっかけとなるからだ。一般的に、女性は自分の気持ちを男性に「察して欲しい」と考えるため、あまり本心を話さない人も多い。そのため、女心を理解することは男性にとって永遠の課題である。女性の心を読み取ることや察することが苦手な男性からすれば、本心の分かりづらい女性は敬遠されかねない。これによって、せっかくの恋愛のチャンスを逃してしまうこともあり得る。
そこで役立つのが、ひとりごとだ。女心を理解しがたい男性にとって、心の声が漏れまくっている女性は、かなりありがたい存在だ。心の内を読み取ろうと、ブツブツとつぶやく女性の小さな声に必死に耳を傾けるはずだ。そして女性のひとりごとに注意を向けていたはずが、気付けばその女性自身の虜になってしまうのである。この錯覚を利用しない手はない。
「今日もカッコいい…」「タイプだなあ」と男性に聞こえるかどうかのギリギリの声量でつぶやくのがコツだ。
心の声がダダ漏れの、知的ながらに愛おしい女性を演出して、男性の耳と心を惹きつけよう!
文/恋愛ライター・小島康明
写真/Wyatt Fisher