問題となっているのは、両チーム無得点で迎えた4回表の上沢の表情。この回上沢はレアード、安田尚憲に連打を浴び無死一、二塁のピンチを招くと、エチェバリアにタイムリーを許し1失点。なおも無死一、二塁の状況から2死を奪うも、ここで打席の高部瑛斗にタイムリーを打たれさらに1点を失った。
高部のタイムリー直後、同中継カメラは本塁ベースカバーに入っていた上沢の様子をアップで映し出す。苦笑いのような表情を浮かべた上沢は、捕手・清水優心と何か言葉を交わしながらマウンドに戻った。
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この上沢の表情に、ネット上では「自分が打ち込まれてる状況の何がおかしいんだ」、「打たれたこと自体はまあしょうがない、でもその後にヘラヘラするのはどうなのか」と批判が寄せられた。一方、「『2点取られたから負け濃厚』って思ってしまった説はない?」、「打線が湿りっぱなしで今日も無得点だったから、2点ビハインドは厳しいって感じで苦笑してしまったのかも」と背景を推測するコメントも多数見られた。
「日本ハムは3月25日の開幕戦から5日試合前まで、9試合で『1勝8敗』と黒星が大きく先行。9試合中5試合で1得点以下に終わるなど深刻な貧打に陥っていることが大負けの一因とされており、5日の試合も打線はロッテ先発・ロメロに3回裏まで3安打・無得点と抑えられていました。このことから、上沢は2失点目を喫した時点で戦況がかなり厳しくなってしまったと考え、それが意図せず表情に出てしまったのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター)
5日の試合も最後まで得点を奪えないまま敗れた日本ハム。「5回2失点・被安打8」で敗戦投手となった上沢は試合後、「要所で粘れず、ただただ申し訳ない気持ちです」と反省の弁を口にしたことが伝えられている。
文 / 柴田雅人