男性職員は昨年12月、非番の日に乗り込んだ電車内で女性に対し、身体を触るなどの痴漢行為をしたとして、埼玉県迷惑防止条例違反で逮捕される。その後、被害女性との間に示談が成立し、不起訴処分となっていた。
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ところが、男性職員は東京都内でも痴漢をしていた模様で、線路内に立ち入って逃走を図ったとして、鉄道営業法違反と軽犯罪法違反となっていたことも発覚。事態を受けた佐野市消防本部は、信用を失墜した行為をしたとして、3月31日付で男性職員を停職6か月の懲戒処分に。そして、男性は同日付で依願退職した。
電車に乗り、痴漢を趣味としていた可能性の高いこの男性職員に、ネット上では「消防の任務は厳しいのだろうが、この行為は犯罪だ。この男は今後どこに行っても、性犯罪者の汚名を背負い生きることになる」「自分自身についた性欲の火は消せなかったようですね。今後、消しようのない火をつけてしまったとも言える」と怒りの声が上がる。
また、「最近の公務員は盗撮にわいせつ、セクハラ。救いようがないくらいひどい。一般企業なら、入社時にそれなりの社員教育や道徳を教えるはずなのに、公務員はそういうものがないのか」「警察官、教師、市役所職員。本当にひどい人間ばかり。採用基準の見直しやテスト、面接基準の厳格化などを検討するべきではないのか」「懲戒免職ではなく依願退職というところにこの問題の本質がある」など、採用側の責任を問う声も多かった。