同番組は、有名人が、貴重な私物などを出品し、オークション形式で競り落としてもらうバラエティ。ここに出演者として名を連ねていたのが坂口だった。
事前の告知情報でも、他の出品者と同じような紹介のされ方で、「坂口憲二が登場」と明記。この日の番組オープニングでも、彼の動く映像とともに、「4年前、突如、芸能活動を無期限休止を発表した坂口憲二が、超貴重な私物を出品し、スタジオで販売」というナレーションもされていた。
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まずは新庄剛志監督が、スタジオこそ来なかったものの、密着VTRで登場。愛用のダウンジャケットを出品し、スタジオで白熱の競り落としバトルが繰り広げられた。続いてチョコレートプラネット、さらにROLANDもVTRで登場。そしていよいよ坂口の出番。
4年前、特定疾患「特発性大腿骨頭壊死症」を公表してからは、芸能活動を休止。自らのコーヒーブランドを立ち上げ、コーヒー焙煎士としてのセカンドキャリアをスタートさせている坂口。
ネットでは坂口のVTRが始まった瞬間、「来たあああああああああああ」「坂口憲二俳優引退後初テレビ?」と盛り上がりを見せていたが、しばらく経っても本人の姿は現れず。もっぱらインタビューに答えていたのは、坂口が師事しているというバリスタの男性。
ロケの担当ディレクターが「ちなみに坂口さんは今日はどちらにいらっしゃる?」と聞くと、男性は「今日は(千葉県の)九十九里の方で焙煎してて、焙煎の仕事に専念したいということで、カメラに出るのは控えたいと言っていました」と答えた。
その後は、彼の静止画で、コーヒー豆への想いや、セカンドキャリアについてのメッセージがナレーションで紹介されていた。
男性からは、坂口の病状の経過は直接報告されなかったものの、その口ぶりからすると元気そうな感じではあった。だがネットでは、坂口がさも出演するような告知をして、結局、静止画とメッセージだけで終わらせた番組側に疑問が。「こんだけ引っ張って動く坂口憲二なし?」「まさか最後まで出ないの??w」「楽しみにしてたのに」「ビデオレターでいいから見たかった」「結局坂口出ないっておかしくね?」「坂口憲二が出ないの詐欺だよな」といった落胆の声が見られた。
番組が出演交渉した際、本人がどういった形で出るかどうかはあらかじめ取り決められていたはずだけに、ディレクターの「ちなみに今日は坂口さんはどちらに?」という質問も不自然ではあった。果たして真相は?