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彩瀬まるの同名小説を映画化した本作は、突然消息を絶った親友・卯木すみれの死に対し、悲しみを抱えつつも前に踏み出そうとするヒロイン・湖谷真奈の姿を描く。壇上には主演の岸井ゆきのの他、共演者の杉野遥亮、本作のメガホンを取った中川龍太郎監督も登壇した。
浜辺は主演の岸井とは過去にドラマで共演機会はあったものの、本格的な共演は初めてだったと言い、「ドラマの時はあまりお話しできなかったんです。今回共演できてよかった」と撮影を振り返る。「(岸井は)感性がすごくて、だからこそみんなが共感できる真奈の姿を生み出せたんじゃないかって。すごく憧れを抱きました」とその印象を紹介。また、撮影時は「一緒に風浴びてぼーっとしていることが多かった」と話すなど、息もぴったりだったようだ。
ストーリーに絡めて、壇上では「卒業」をテーマにしたトークも行われたが、浜辺は物が多すぎる部屋から卒業できたことを笑顔で話し、「最近家が綺麗になりました。清潔なんだけど物が置いてある生活から変わって、机の上などが綺麗になりました」と照れ臭そうな表情。「台本や見なきゃいけないDVDとか手紙の書きかけが『わわわ』ってなっていて、白い机なんですけど、すごく綺麗になりました。今日は晴れやかな気持ちです。実家への郵送物とかで一筆と思っていた手紙がぐちゃぐちゃになっていたんです」と打ち明ける。
岸井は通っていた自動車教習所から「卒業しました」と報告。「もう運転しています。卒業してから気分も開放的。2020年に入所して去年免許をようやく取得したんです。撮影の合間だったんで時間がかかりました」と述べたが、「でも先生が横にいなくて走るのは今でも怖いです。最初に運転した時にいきなり四車線に入ってしまって……。それから父が横にいないと走れないです」とまだ運転には慣れない様子。
杉野は「現場にジャージ、サンダルでという生活をやめました」とコメント。「ちゃんとおしゃれをするようになったんです。なんでかって?それはかっこいいから」と笑顔を見せ、「いい靴を履くと気持ちにスイッチが入ります。かっこいいと思う人はみんなそういうことしっかりしているなって思ったので僕もそうしました」と紹介していた。
(取材・文:名鹿祥史)