テレビ朝日ではこのところ社員による不祥事が相次いでいる。中でも金銭絡みのものを取り上げてみたい。
>>不祥事発覚のおかげでスルーされたテレ朝の人気アナの熱愛報道<<
亀山氏の辞任発表の前日となる2月9日には、セールスプロモーション局ソリューション推進部長が経済産業省の「IT導入補助金」を不正受給したとして大阪府警に逮捕されたことが判明。2018年から19年にかけて、うその申請により補助金約900万円をだまし取った疑いが持たれている。
2021年9月には、テレ朝を代表する人気アニメ番組「ドラえもん」をあしらった東京五輪に関するピンバッヂを複数のスポーツ局局員がフリマアプリ「メルカリ」で転売していたと『週刊文春』(文藝春秋)に報じられた。バッヂは非売品であり、1つ2万円から3万円で販売されていた。本来は海外メディアや選手への配布を目的として作られたが、局員によって密かに持ち出されていたようだ。
同年8月には、ビジネスプロデュース局に勤務する28歳の男性社員が、窃盗および住居侵入の疑いで逮捕されている。男性社員は東京都港区のマンションへ侵入し、約1万円相当のワイヤレスイヤホンを盗んだ。男性社員には約400万円の借金があり、鍵がかかっていない部屋を見つけ侵入。イヤホンを奪って逃走したが、防犯カメラの映像から特定された。会社からは懲戒解雇処分を受けている。
テレビ局員と言えば、他の職種に比べて収入は高い印象がある。ましてや社長となればなおさらだろう。イヤホンを盗んだ人物も、裁判ではそれなりの金額の給料をもらっていたと証言している。
それでも金銭絡みのトラブルを続々と起こしてしまうのは、やはり会社そのものの体質などの問題もあるのかもしれない。