メインイベントでは、2.20北海道・北海きたえーる大会のIWGP世界ヘビー級王座戦と2.19きたえーる大会の同USヘビー級王座戦のダブル前哨戦として、オカダ・カズチカ&棚橋弘至のチャンピオンタッグが、内藤哲也&SANADAと対戦した。試合は激しい攻防の末、内藤がデスティーノで棚橋から3カウントを奪っている。
バックステージで、オカダは肩を借りてインタビュースペースに着くと、床に座り込んで「まぁ、完敗でしょう。今日に限って言えば、完敗でしょう。勝てるいいところもなかったんじゃないかと思います。まぁでも、今日は完敗だけども、それはチームワークとしての差でしょう。個人で言えば、まだ俺の方が上だし、棚橋さんの方が上だし。楽しみだね。……クソッ、前哨戦、取れてないね。チクショー。まぁ、なかなか弱いところが、弱点が見つからないね。よくなってきたんじゃない、内藤さんも。上から言わせてもらうよ、チャンピオンだから。(座り込んだまま、場内から聞こえてくる内藤のマイクアピールを聞く)おお、珍しいね。前哨戦勝って、焦んな焦んな言ってた人がさんざん焦ってるみたいだね。面白い」とコメント。棚橋は這うようにしてインタビュースペースに着くと床に倒れ込み、大の字になってしばらく息を整え「あー、オカダは悪くないよな。(起き上がり、壁を背に座り込んだ体勢で)オカダは悪くないよ。じゃぁなぜ、じゃぁなぜ勝てないと思う?俺だけ、レベルが1個、差があるんすよ。意地でも、認めたくなかったけど、こんな前哨戦、初めてだよね。負け続けて、期待感なんか上がんないよな。残酷やな、2月、オカダに負けたのもここで、ジェイ・ホワイトに負けたのもここか。そして今日、タッグマッチではあるけども……。(息を吐く)切り替えようがないよね、もう。さすがに、どうしようかなと思うよ。これは、焦るね」と言うと立ち上がって控室へ。
SANADAはインタビュースペースで報道陣の前を通過すると、指を鳴らしてノーコメントで通過。内藤は「リング上でも言ったけど、前哨戦で勝った者は本番のタイトルマッチで負ける。そんな話をよく聞くけどさぁ、余計なお世話だぜ。まぁでもこのままで行くと、前哨戦を全て勝ち、そしてタイトルマッチを迎えてしまうんじゃない?そこで勝ったら気持ちいいなぁ。こんな気持ちいい勝利はないよ。俺は前哨戦全て勝ち、そしてタイトルマッチでも勝つ、この完璧な勝利をめざして行きますよ。いやぁ、それにしても、眠いな。今日は早く帰って、ホテルで寝るわ。テンゴ・スエーニョ。眠すぎるぜ、カブロン!」と前哨戦全勝を誓った。
(どら増田)