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「公共放送としてあるまじき姿勢」とクレームも 『ガッテン!』終了へ、各方面から抗議を受けていた?

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画像はイメージです

 NHKの生活情報番組『ガッテン!』が、2月2日の放送を以って終了することが明らかになった。この番組は、生活に役立つちょっとした裏ワザを科学的な分析によって取り上げるもの。1995年スタートの『ためしてガッテン』から数えれば27年の歴史を持つ人気番組だ。ただ、番組の性質上各方面から抗議を受けることも少なくなかった。

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 2019年3月13日の放送では「洗ってもヨレない!伸びない!洗濯機フル活用マニュアル」を特集。ヨレヨレの服を柔軟剤を使って復活させる裏ワザが紹介された。柔軟剤の過度な使用に関しては、人工的な匂いを苦手とする人たちが受ける「香害」の問題も起こっており、ネット上では非難の声が相次いだ。そして日本消費者連盟が「柔軟剤の負の側面に触れることなく、製品の使用を推奨するとは、公共放送としてあるまじき姿勢」と番組内容を批判する抗議文書を発表し、物議を醸した。

 2017年2月22日の放送では「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」として、糖尿病患者が特定の睡眠薬を服用すると血糖値を下げる効果があると紹介された。しかし、これは睡眠薬の本来の使用目的とは異なる適応外処方を推奨するものであり、日本睡眠学会と日本神経精神薬理学会が異議申し立てを行ったほか、厚生労働省もNHKに口頭で注意を与え、番組ホームページでも謝罪報告が行われた。

 2012年2月15日の放送では「腱鞘炎」を特集。その中で「ばね指(弾発指)」の扱い方を巡り、日本手外科学会が「番組では『手指腱鞘炎、バネ指』がかなり大袈裟に扱われていましたが、これは番組上でのことであって、それほど恐れる病気ではありません」と番組の演出に関し、見解を発表している。

 お役立ち情報が満載だった一方で、場合によっては「デマ」ともなりかねないような物議を醸す企画があったのも確かだろう。

記事内の引用について
日本消費者連盟のウェブより
https://nishoren.net/new-information/11088
日本手外科学会のウェブより
http://www.jssh.or.jp/info_0227.html

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