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72歳男性、「ウイルスに感染した」PCに表示され4万円を騙し取られる 同様のケース相次ぐ

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画像はイメージです

 兵庫県加古川市の72歳男性が4万円を騙し取られた事件が発生。その行動と顛末に驚きの声が上がった。

 ​>>「1万円入れたのにお釣りが出ない」41歳女、ガソリンスタンドで金を騙しとり逮捕<<​​​

 男性は9日夜、パソコンを操作したところ、突然画面に「ウイルスに感染しています」という表示が出たことに動揺し、表示されていた番号に電話をかけてしまう。すると、対応した男から「パソコンにハッカーが侵入している。ウイルス対策ソフトを入れる必要がある」などと声をかけられた。

 当然、そのような話は虚偽なのだが、男性は話を信んじてしまい、加古川市内のコンビニエンスストアに向かい、4万円分の電子マネーを購入し、パソコンの画面に利用番号を入力した。その後、騙されたことに気がついた男性が警察に被害届を出した。警察は今後、詐欺事件として捜査を進めていく方針だ。

 今回のような事件は全国で相次いでいる。被害に遭っているのは総じて中高年が多く、電話で連絡をして電子マネーや銀行で金を振り込ませる手口だ。一度連絡し、金を振り込ませると、何かと理由をつけて金を請求してくるケースもある。連絡すると、地獄というわけだ。このような事件は、警察が信じないよう周知徹底を呼びかけているが、それでも騙されてしまう人がいるのが現状。

 「有料動画サイトは基本的に料金を支払った後に見ることができるものです。また、ウイルスに感染しハッカーされていたとしても、それを防ぐためのウイルスソフトを購入する費用や手間を他人が代行するということはありません。最近は『ハッキングしました』などとメールを送りつけ、連絡をするように迫るケースもありますが、基本的に詐欺です。この時代、身に覚えがない請求があった場合には直接連絡を取らず、ネットで電話番号を検索する、あるいは消費者相談センターに連絡するなどして、確認してください」(事件記者)

 ウイルスやアダルトサイト利用料を請求されるケースは100%詐欺である。信じてしまうのは危険だ。また、ネットに表示された番号へ安易に電話しないよう、気をつけてほしい。

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