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国会議員という立場にあるまじき失態と言えるが、飲酒を巡るトラブルを起こしたのは彼ばかりではない。
よく知られているのは、丸山穂高氏だろう。日本維新の会の衆議院議員だった2019年5月に、北方領土のビザなし交流に参加中、酒に酔った状態で「戦争しないと北方領土を取り戻せない」などと発言。そのほか、夜間の外出を試みるなどの行動が問題となった。これを受け、丸山氏は同党から除名処分を受けている。さらに、同年11月の皇室行事の「饗宴の儀」でも酒に酔った状態で、皇族にプライベートな質問を投げかけるなど不適切な振る舞いをしたと一部報道で伝えられたが、本人は泥酔を否定している。
2015年には、当時民主党に所属していた後藤祐一衆議院議員が、深夜に酒に酔った状態でタクシーに乗車。運転手とトラブルになり警察が駆けつける騒ぎを起こしている。その際、転倒し頭を打ったというから、かなり酔っていたのだろう。後藤氏は、民主党幹部から厳重注意と1年間の「禁酒」を言い渡されている。後藤氏は現在も立憲民主党で議員を続けている。
2018年には、自民党の宮腰光寛衆議院議員の奇行が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられた。記事によれば、2007年に議員宿舎で酒に酔った全裸の状態で、他の議員宅のピンポン(インターホン)を押したという。宮腰氏は、鍵のかかっていない部屋に入り風呂に入った後、奇行に及んだようだ。もともと酒好きの議員として知られていたが、これはさすがに度を越していると言えるだろう。宮腰氏は2021年の選挙には出馬せず、政界引退している。
やはり国会議員たる者、それにふさわしい振る舞いが求められるのは確かだろう。