>>「自分で蒔いた種」発言だけじゃない、麻生大臣と小池知事の因縁 「理解不能」と切り捨てたことも<<
小池氏はこれまでにも、2016年の都知事選出馬時に表明した「7つのゼロ」から、コロナ対策で2020年の流行語年間大賞を受賞した「3密」、感染者数をライトアップの色で示す「東京アラート」、会食時に留意すべき「5つの小」などのキャッチーなフレーズを生み出してきた。だが、中には失笑を買ってしまったキャッチコピーも存在する。今年はどんなものがあっただろうか。
4月にはコロナの感染拡大を受けて、「変異株と素手で闘うためには、みなさま方のご協力が欠かせない」と呼びかけた。この時期はワクチン不足が叫ばれており、小池氏としては何とか頑張っているとアピールしたかったのだろうが、「素手で闘う」のフレーズがふさわしいかは疑問符が付くところだろう。
6月には、午後8時までの帰宅を訴えるにあたり、蛙のイラストを使って、「職場からかえる」「お店からかえる」「寄り道せずかえる」「ウチで気分をかえる」と訴えた。しかし、これには「バカにされているようだ」といった声も。さらに、会見でも「8時だよ、みんな帰ろう」と述べたことで、「ドリフじゃないんだから」といったツッコミが殺到してしまった。
7月の会見では「ワクチンが行き渡るまでが勝負。この夏を最後のステイホームに」と訴えた。しかし、このフレーズも聞き飽きたものであり、「最後のステイホーム」を元に、映画のタイトルシリーズなどにかけた大喜利がツイッター上でブームとなった。
10月には、ワクチン接種をスマホアプリに登録した人に対して特典を用意する「東京ワクション」を発表するも、「もうネタ切れじゃん」「これまでと違ってキレがない」といった低評価を集めてしまった。
それでも、小池氏が会見で出す「フリップ芸」は、いまだ注目を集めていると言えるだけに、今後の新ネタも気になるところではあろう。