>>金子恵美氏、文通費「みんなが受け取っていたので受け取ってしまった」議員当時の違和感を明かす<<
吉村氏の自らの行いがブーメランとなってしまったケースは、こればかりではない。
2021年の春に大阪府ではコロナ患者が急増し、病院に入院できない自宅療養者が増える、実質的な医療崩壊状態が起こった。これに対し、吉村氏は「大阪は一足早く緊急事態宣言を解除したので、そのリバウンドもあると思う」と報道陣に語った。だが、これに「だったら最初から前倒しをすべきではない」といった批判がそのまま跳ね返ってきたのは言うまでもない。
2021年8月には、『週刊新潮』(新潮社)と同誌のウェブサイト「デイリー新潮」に闇献金受領が報じられた大阪府議の今井豊氏の辞職を「今井議員の週刊誌報道に関し、応援頂いている皆様に謝罪申し上げます。本日、本人から責任をとって議員辞職する旨の申し出があり、議長に受理されました」とツイッターで報告。だが事務的な連絡に留まったため、非難が殺到。さらに、丸山穂高氏からも「『身を切る改革言いながら裏で幹部が何年間も金貰ろてました、歳費カットやのうてパイプカットですわ〜』の税金アジャース姿勢なら別ですが、両者とも長年計上なしの裏金は悪質すぎ」と批判されてしまった。改革を訴えながらも、足元が安定していないとブーメランを浴びてしまった形だ。
さらに、世間の失笑を集めてしまったコロナ対策の「イソジン会見」「マスク会食呼びかけ」なども、物議となった。吉村氏が新たな特大ブーメランを浴びないよう願うばかりだ。
記事内の引用について
吉村洋文氏のツイッターより https://twitter.com/hiroyoshimura
丸山穂高氏のツイッターより https://twitter.com/maruyamahodaka