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37歳男、深夜に43歳兄をバールで複数回殴り重傷を負わせる 動機は不明

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画像はイメージです

 長崎県大村市で、兄を殺そうとしたとして、37歳漁業の男が逮捕された。

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 男は10日午前3時過ぎ、同居する43歳の兄に対し、自宅近くの路上で、頭をバールで複数回殴り、頭の骨を折る重傷を負わせた。事件当日、男は酒に酔った状態で警察に暴行を示唆する電話を入れた上で、犯行に及んだ。

 通報を受けて駆けつけた警察官が男を取り押さえ、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。警察の取り調べに対し、男は「殺そうと思って殴ったことに間違いない」と供述し、容疑を認めている。現状、詳しい動機などは不明だが、兄をバールで殺そうとするとはかなり異常だ。被害を受けた兄は頭の骨を折っているものの、現在のところ意識はあるとのことだ。

 兄弟間で殺そうとする異常な事件。かつて日本では、源頼朝が源義経を自害に追い込んだほか、室町幕府時代には兄の足利尊氏が弟の足利直義と激しく争う「観応の擾乱」などが発生している。しかし、いずれも諸説あるものの直接的に殺したものではない。兄弟が不仲になるケースがさほど珍しくないが、直接殺そうとするのは、やはり異常と言わざるを得ない。

 恐ろしい事件に、「何か恨みのようなものを持っていたんだろうけど、長年一緒に暮らしてきたと思われる兄を殺そうとするなんて恐ろしい」「なんでバールを持っていったのかがわからない。そもそもバールって、一般人に売っていいものなのか」「事前に通報しているのが謎すぎる。恨みも何もなく、ただ刑務所に入りたくてやっていたとしたら、かわいそう」という声が上がっていた。

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