オリックスのOBであるイチロー氏は「オリックス・バファローズの皆様、リーグ優勝おめでとうございます。95年の阪神淡路大震災を経験し、『がんばろう KOBE』のもと、ファンの皆さんと気持ちをひとつに闘い優勝したことは、今も私の心に刻まれています。あれから長い年月を経て、当時オリックスの先輩だった中嶋選手が監督として、そして当時まだ生まれていなかった選手たちも一緒に、25年ぶりにチームをリーグ優勝に導いたことは大変感慨深いです。今日の優勝は、あの忘れられない日々を共にしたファンの方々にとっても、当時を知らないファンの方々にとっても、熱い気持ちを呼び起こしてくれたのではないでしょうか。当然次は日本一、期待しています。シアトルマリナーズイチロー」(原文のまま)とお祝いのコメントを寄せた。
悲願の優勝となった宮内オーナーは「コロナ禍の中、オリックス・バファローズに温かい声援をお送りくださったファンの皆さまに、心より厚くお礼申し上げます。2年連続最下位の悔しさを胸に刻んだチームは、挑戦者として最後まで諦めずに立派に戦い抜いてくれました。そして、ついに勝ち取った25年ぶりのパシフィック・リーグ優勝の喜びを、ファンの皆さまと共有できることを何よりうれしく思います。このチームは発展途上、まだまだ強くなるチームです。このあとに待つCS、日本シリーズでもさらに成長した戦いを見せてくれるものと確信しております。もちろん、めざすは日本一です。引き続き温かいご声援を賜りますようお願い申し上げます」とファンに向けてコメントを出している。
オリックスは来月10日から『クライマックスシリーズ ファイナルステージ』で、ファーストステージ(ロッテ対楽天)の勝者チームと対戦し、4勝すれば日本シリーズで、セ・リーグのクライマックスシリーズ優勝チームと対戦する。なお、クライマックスシリーズでは、オリックスにアドバンテージで1勝が与えられており、オリックスは3勝すれば日本シリーズへの進出が決まる。これも実現すれば25年ぶりだ。
(どら増田)