>>前編:<実録!不倫カップルの顛末>高校時代の元カレと…叶えられた欲情の果て<<
「T史とは高校時代、仲の良いカップルとして女友達にも羨ましがられていました。私もスポーツ万能で成績優秀な彼が自慢でした。大人になった彼は事業を興して社会的にも成功していました。年収は夫の3倍以上です。もっと早く体を許して、子どもでも作っていたら、今頃はセレブの勝ち組になれたのに…そんな後悔を感じるようになってしまいました。同時に彼の奥さんや子どものこともすごく憎くなってしまいました。だって、本当だったら私がその位置にいたのかも知れないんですから。二人で人生をやり直すことができたら、堂々と彼に抱かれることができるし、もしかしたら彼との子どもも持てるかも…と」
成功し華やかな彼の生活を聞いていると、平凡なパート主婦の自分が惨めで損をしているような気持ちになった凛子さん。意を決して、お互い離婚してやり直さないか彼に迫ったという。
「でも、私が本気で再婚を希望していると知ると、あっという間に音信不通になりました。彼にとって、私は過去に“食べ残した”だけのどうでもいい女だったんですよ。考えたら、高校時代に別れた後もすぐに他の女の子と付き合っては別れてを繰り返していたような男でしたし…あの時、どうして彼に運命を感じてしまったのか今でも不思議です」
若く美しかった時の思い出は美しく甘美だ。しかし、過ぎ去った時を追い求めても今の現実が変わるわけではない。
「高校時代に体の関係を許したとしても、結局は別れていたかも知れませんね」。最後に、凛子さんは自嘲気味にそう言って笑った。