第1話は2023年、東京。東山総理(仲村トオル)は“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”を発足すると発表し、環境省の天海啓示(小栗旬)もそのメンバーに選ばれる。そんな中、ネットに載った関東沈没へ警鐘を鳴らす地震学者・田所雄介(香川照之)の記事を撤回させようと面会に行った天海は「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる」という田所の予言に翻弄され――というストーリーが描かれ た。
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※以下、ネタバレ含む。
第1話では、香川照之演じる田所の言動に、視聴者がドン引きする場面があった。
「問題となっているのは、ラストで田所の予言通りに伊豆沖の日之島が沈んでしまうというシーン。日本未来推進会議のメンバーと会議室でその中継映像を見ていた田所が、映像をかぶりつくように見ながら嬉しそうにニヤニヤする様子が描かれていました。田所の予想が正しかったことが証明された重要なシーンでしたが、この様子にネット上からは『気分悪い』『怯える演技でいいのに喜んでどうするんだ』『ただの不謹慎』『喜ぶのはやりすぎ』『不愉快になった』といったドン引きの声が寄せられていた」(ドラマライター)
また、小松左京による原作小説『日本沈没』の田所博士は、異端児かつ、財政界の大物にも日本沈没説に興味を抱かせるなど、“分かる人には分かる”という不思議な説得力を持つ人物だったが――。
「香川の演じる田所は始終自分勝手で、関東沈没の根拠を求められても、誰もが納得できるような説明はできず。最終的に島沈没でニヤニヤするばかりでした。また、パーマでくたびれているスーツを着用しているというその容貌からも、ネット上では『ただのマッドサイエンティストになってる』『変人っぽさを強調し過ぎ』『ここまで変な博士じゃないだけど…』といったキャラ変を指摘する声も多くありました」(同)
第1話からさっそく批判が上がることになってしまった本作。田所のキャラもこのままなのだろうか――。